2021/10/31

Android12でフォント太字化が標準対応

Android12、Pixel4aなどに入れて、見た目が割と気に入って使っています。

 

Pixel 6 Proの設定をいじっていて気が付いたのですが、Android12ではフォントのボールド化が標準の設定で可能になりました。

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「テキストと表示」に、テキストを太字にするというスイッチが追加されました。

そもそも「テキストと表示」も「ユーザー補助」の一部をまとめてサブ項目として追加されたものです。

Android12のユーザー補助は、

Screenshot_20211031161723

 

こうなっています。

Android11まではこうでした。

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話題になっていませんが、公式のAndroid12ハイライトでもきちんと触れられています。

 

むしろ、Pixelでは「スタイルと壁紙」でフォントを変えられたのに、Andorid12ではできなくなったという文句の方が話題になったように記憶しています。

確かにPixelのフォントやアイコンをカスタマイズできる機能は削除されましたけれど、そもそも日本語フォントを変更できない機能だったので、ぼくとしてはがっかり機能だったものです。

 

なお、iOSでは大昔からシステムフォントの「文字を太くする」機能があります。要するにその真似です。

また、iOS13以降ではフォントをインストールするアプリを入れれば、フォントを追加して、PagesやKeynoteでは利用できるようになってきています。システムフォントを変えられるわけではありませんので、大昔からSamsungやシャープ等のAndroid端末でできるようにフォントを色々好きに入れてシステムフォントごとごっそりカスタマイズできるわけではありませんけれど。

 

Android12の「テキストを太字にする」機能は、システムフォント全体が太字になります。

 

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なるほど見やすくなっています。

また、アプリでローカルのフォントを利用して表示しているようなものも色々ありますが、そういったフォントもまるっと太字になります。

たとえば、ついっとぺーんでローカルに保存したアプリ明朝UD.otfを指定して表示しているのですが、これも太字になって見やすくなっています。

 

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視認性が良いこと、好みのフォントを好きに使えることは大事だと思っているので、今回のAndroid12の機能は良いなと思って使っています。

 

 

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2021/04/11

E Ink電子ペーパー物理キーボード付きテキストエディタ機が欲しい

 

 

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E Inkの電子ペーパー技術 は、今もKindle Voyage、Kobo Clara HDなどで堪能しています。2年前にMobiScribeが届いて、電子書籍リーダー以外の使い道も、アクションゲームのような画面書き換えの激しいものでなければ、使えそうに感じました。
MobiScribeは手書きメモ用でしたけれど、自分の手書き文字の汚さから、キーボードでテキストエディタに打つ方が気持ち良いと改めて実感しました。

幸い、今はBOOXHisense がE InkのAndroid端末を出しています。MobiScribeもAOSP を元としていますけれど、GMSは入っていません。手許のBOOX Poke3も標準ではGMSは入っていませんけれど、入れることは可能でした。

Playプレテクト認定Androidデバイス ではありませんので、Android 互換性テストに合格していません。マルウェアがプリインストールされていない状態で出荷したことも確認できません。この点に留意した上で、E Ink 電子ペーパー表示によるキーボード付テキストエディタ端末として使う必要があります。

BOOX Poke3の場合、標準の[設定]-[アプリ]画面で、Google Playを有効化のチェックを入れ、その下のGSF登録のインクをたどって端末のIDをGoogleに手動で登録申請 して個別のホワイトリストに入れないとGoogle Playを使えません。作業は一手間二手間程度ですが、カスタムAndroid ROMを搭載するユーザーのための回避策を利用して登録しないと使えないものだと把握しておく必要があります。

 

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無事Google Playが使えるようになったら、ようやくJota+をインストールできます。

今のところ、Androidで日本語を打つためのテキストエディタならJota+一択に近いと考えています。Wrixなども出てきて、DataTimeClipなどの便利なツールもありますし、まあJota+以外は今後に期待というところです。

 

さて、BOOX Poke3にJota+をインストールした後は、キーボードをどうしましょう。

まずはBookey Stick で試してみます。

 

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すごくいい感じです。

 

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OneGX1Proより華奢な感じです。打鍵感も悪くありません。

テーブルや机に安定しておける前提なら良いのですけれど、ちょっと動かすとスタンドが横にずれてしまいます。

一番気になるのは、折りたたんだBookey Stickを広げる手間がかかる点です。何度も使っていると面倒に感じます。

もっとクラムシェルっぽくならないかなあ。

 

というわけで、AmazonやAliExpressで色々なところから販売されている、ミニワイヤレスBluetoothキーボードにしてみようと思います。
数年前にAmazonで買ったのは不良品っぽくて急に電源が落ちたりしてひどいものでした。でもとても薄型で横幅20cmというのは望ましい形でした。

AliExpress 辺りを覗くと色々売られています。また不良品で分解して半田付けしないといけないかもしれませんけれど、カバー付きというのがどうかなと思い、試してみます。

 

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固定が甘いので輪ゴム2本で補強してみました。

方向性は良さそうですけれど、デカくなってしまいます。キーボードは初期不良もなさそうなので、キーボードはこれでいってみよう。

 

フリーストップヒンジを物色したり、スマホカバー類を物色したり、厚紙ファイルを切って自作するかと検討した結果、一番手軽な案を試してみます。

自転車部屋をごそごそ漁ると、昔絵本の補修に使った製本用のカバーテープ が見つかります。

これでいいや。

 

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む、思ったよりずっといい感じです。こんなんで。

 

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キーボードの裏はフラットです。

 

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BOOXを立てる脚はmicroSDカードを買ったときにアダプターと一緒にはめてあるパッケージがたくさん余っていたので貼り付けます。

 

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見た目は良くありませんけれど、持ち運びにも困らなさそうです。

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なにより、抜群に薄型で軽量です。

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実測で272gでした。なにこれ素晴らしいじゃん。

Android端末なのでソフトは色々入れられますけれど、基本テキストエディタ専用です。

時記メモ用です。最近、DropboxベースだったのをOneDriveベースに変えてみましたけれど、Jota+ならどちらも問題なく対応しています。

 

まったくいい時代になったものです。

 

 

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2019/02/16

公開GoogleカレンダーからHP200LXのアポイントメント用に変換

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日本の祝日データにせよ、その他のカレンダーデータにせよ、Googleカレンダーなら色々と公開されています。

それをLXのAppointmentsに取り込めばいいのではないでしょうか。ちょっとやってみましょう。apptoutで登録できるから、apptoutで読み込めるCSVにすればいいはずです。

公開されたGoogl CalendarからはiCalendar形式のデータをダウンロードできます。それをCSVファイルに変換すればいけると思います。

まず、自分のGoogleカレンダーを開き、左側のメニューでカレンダーの追加をします。「関心のあるカレンダーを探す」「URLで追加」あたりで追加します。


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追加したら、追加された他のカレンダーの設定で、iCal形式の公開URLを探します。
そのURLをブラウザの別タブあたりで開いてbasic.icsファイルをダウンロードします。これをCSVに変換します。

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まあ、今ならPython3かな。Pythonで書こう。


「ical2csv.py」をダウンロード

python ical2csv.py basic.ics

で変換です。

Pythonが動く環境での話です。Windowsならダウンロードしてインストールが必要です。Linuxなどではふつう入っているとは思います。

Python標準以外でもimportしているのはたとえばicalendarとかなので、これも、
pip install icalendar
のようにインストールしておきます。

これで動くはずです、

basic.csvのようなファイルができれば成功です。


あとはDOS上で、
apptout -x appt.adb -i basic.csv -o gessyoku.adb -e

(-eオプションを付け加えるとイベントとしての登録になります)

のようにしてアポイントメントファイルを作ります。これをLXで開けば見られます。


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惑星現象(国立天文台暦計算室)


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二十四節気・雑節(国立天文台暦計算室)


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朔弦望(国立天文台暦計算室)

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2019/02/06

LXのAppointments用最新祝日データ作成


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そういえば、HP 100/200LX用の祝日データを最新化していませんでした。

今年のゴールデンウイークのデータが間違っています。いつ準備したデータだったかな、と確認すると、どうやら10年前に準備したデータでした。

まじかよ!10年経ったのかよ!と驚きます。

今ならどうするか、Googleカレンダーで日本の祝日を自分の予定にコピーで取り込んでファイルに落として変換するか、そもそも公式データってないのかしらん。

ありました。国民の祝日について - 内閣府に、
平成31年(2019年)から平成32年(2020年)国民の祝日
というリンク先でCSVデータがあるじゃありませんか!

これでいいや。中身を見ると、今年と来年の休日データです。シフトJISというか、cp932エンコードのCRLF改行データっぽいです。utf-8とかJSONとかじゃないけど、今は一般的な形式と言えるかもしれません。数年経てばシフトJISは微妙かもしれませんけれど。

CSVだからCassava Editorあたりで編集すればいいでしょう。
よしよし。


「hol2020lx.zip」をダウンロード

これをLXのAppointmentsで開いて、それに今までの予定データを[File]-[Merge]でマージすればOKです。

でも次回同じように準備するときにCSVの編集の仕方を忘れそうです。apptoutの使い方も忘れています。
…そうだ、Pythonで書いておけばいいんじゃないかな。
Pythonの正規表現は慣れないです。でもググってなんとかでっちあげます。ついでにエディタもSublime_textからVSCodeに乗り換えてみました。SublimeはAtomより見た目が好みなので使っていたのですけれど、VSCodeのデバッグはさっと使えるのが便利です。

「getsyuku.py」をダウンロード


とりあえずこの手順でいいかな。次に検討するのは2年後かな。


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2019/01/20

GeminiPDAでライフログ(タイムスタンプ付き即時メモ)

みかちゃんと話をしていて、PIMはAndroidやiPhoneで使えるようになったけれど、HP 100/200LXのテキストメモは今でも最も使いやすい環境だという話が出ます。

で、今ならGeminiPDAがHP 100/200LXの替わりの第一候補だと思います。

ぼくが使っているのは、タイムスタンプ付き即時メモです。それもテキストファイルで保存するものです。

元々はHP 100LXで作ったシステムマクロとME.EXMによる環境が元になっています。
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「タイムスタンプ付きのメモを、一つのテキストファイルの先頭に常に最新のメモが挿入されるように書き込む。」

これだけの単純なことです。今で言うライフログみたいなものでしょうか。
このテキストファイルは、一つです。いくつも分けたりしないです。必要な場合、CSVなりのデータファイルを別に作ることはあります。でもそれは即時メモとは別の話です。

HP 100/200LX の場合、標準のシステムマクロで簡単にできました。EXkeyすら使いません。

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システムマクロなので、Fn+F1キーを押せば、瞬時にメモを書ける状態になります。瞬時というのは1秒を大きく下回るということです。0.1秒とか0.2秒とかそういう感じです。そしてF10なりで保存して終了です。

HP 100/200LXの場合は、電源ONボタンを押すと瞬時に(0.1秒未満です)画面が点きます。筐体を開いて[ON]
{Fn+F1}で、そのままメモの本文を打って、保存して終了です。目で画面のボタン位置を視認して指でタップしてというような手間はない、目をつぶってもできる瞬時の操作です。これがとても大事だっと思っています。

この環境を作るために、たくさんの小箱を買っては色々試し、いつもHP 100/200LXには及ばないと思う時期が25年以上続いているわけです。

とはいえ、Nexus 5の頃のことですけれど、環境的には近いことができるようになってきました。Nexus 5では小型のBluetoothキーボードだったので二つの筐体を保持するなどの難点がありました。
で、今では
GeminiPDA
という素晴らしい機種があるわけです。

GeminiPDAをAndroidで使って、同じようなタイムスタンプ付き即時メモを取る環境が今日の話です。

アプリとしては、Jota+というアプリを買います。PRO-KEYは650円です。だまされたと思って、もしくは何も考えずに、買ってください。もし、ぼくがAndroidアプリで1本だけ課金するなら、Jota+を選ぶと思います。

ぼくは、あと保存場所にDropboxを使っています。Dropboxはフリー版の範囲でしか使っていません。テキストファイル なら容量的にも十分です。

さて、設定ですが、まずはDropboxの適当なフォルダーにテキストファイルを一つ用意します。ここでは
MEMO.TXT
というファイルにします。名前はなんでもいいです。

Dropboxアプリですけれど、一度ログインしたら後はほとんどそのままつかいますけれど、少し設定をすると便利になります。

まず、テキストファイルをJota+で開くように設定します。

Screenshot_20190119213824

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これで、MEMO.TXTなりをタップすればJota+で開きます。これだけでももちろん使えます。

Screenshot_20190119213252

よく使うファイルなのでスター付きにしておけば探す手間もありません。


Dropboxの設定は、後でもう一点します。でもとりあえずJota+が起動したのでJota+の設定をしましょう。

まずはタイムスタンプです。定型文という機能がありますので、ここに登録します。

Screenshot_20190119213359

登録内容は、こんな感じです。


%yyyy%/%MM%/%dd% %HH%:%mm%:%ss% %|%

Screenshot_20190119213405


つぎにショートカットキー登録です。ぼくはファイル先頭にカーソルを移動するのをCTRL+Tに、タイムスタンプ挿入をCTRL+Dにしています。キーはお好みで。

Screenshot_20190119213426

Screenshot_20190119213449


ついでにCTRL+Sで上書き保存、CTRL+Qで終了にしています。


つまり、Jota+が起動したら、
CTRL+T CTRL+Dと打ってからメモを取り始めるということです。


2キー打つのがやや手間ですけれど、LXのときも電源ONは押していたのであまり気にはなりません。

ここまででタイムスタンプ付きメモは取れる環境ができました。


でも、即時メモと言うにはまだ少し手間があります。1秒未満でメモを打ち始めないと即時とは言えないと思います。
問題は、Dropboxを開いてMEMO.TXTをタップして、そこから自動ダウンロードされたMEMO.TXTをJota+で開くという手間とタイムラグです。Jota+にはDropbox ConnectorV2もありますけれど、そちらを使うと1-2秒待たされていることがよくわかります。これでは即時メモではありません。

でも、今では即時メモができます。DropboxとJota+と両方に設定をします。

Dropbxの方では、オフラインフォイルの設定をします。MEMO.TXTをオフラインファイルとして指定すれば、GeminiPDAのファイルとDropboxが自動で同期します。電波圏外で編集したローカルファイルは圏内になれば自動でアップデートされます。ポイントはメモを打ち始めるのがローカルファイルに対してなので瞬時起動になる、待たされないという点です。

※2019 年 3 月より、Dropbox Basic ユーザーがリンクできるデバイスは 3 台までとなります。デバイス数を増やしたくない場合は、Dropsyncを使う方が良いでしょう。(2019/3/16)

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Screenshot_20190120135429

Jota+の方は、設定のファイルで、起動時の動作を前回開いたファイルを開くにします。


Screenshot_20190120202127


これでタイムスタンプ付き即時メモの環境が完成です。

Jota+の設定は念のため、設定その他でGoogleDriveへのバックアップや設定バックアップをしておけば安心です。

GeminiPDAで環境を作りましたけれども、もちろんBlackberry KEY2 LEでも同様です。Blackberryならランチャーから「J」とかでJota+起動にしておけば、画面タップも一切不要で即時メモ取り開始ですね。

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2018/10/25

GPD Pocket2はわずかに重くなりました

GPD Pocket2が届きました。

Core m3になってストレスなく動くと期待できます。


Img20181025080406

で、気になっていた実機の実重量を計測します。GPD Pocketは実機500gで設計値より重かったのです。


Img20181025080255


508gでした。残念、GPD PocketよりGPD Pocket2の方がわずかに重くなっています。
測るまでは重くなった気も軽くなった気もしませんでした。1%程度ですから。

何度も計測して、507gか508gで間違いありません。重くなっています。

もう一つ残念だろうと思っていたポインティングデバイスですが、
マウスカーソルの動き、いいです。ThinkPad赤キャップに換えたGPD Pocketよりマウスカーソルのコントロールはしやすいかもしれません。
ただ、クリックボタンがセンサ面押し込みなので、押し込んでしまうとクリック時に位置がずれることがあります。キーボード左上にも独立左右クリックボタンがあります。両手で筐体を持っている場合には使いやすいです。机に置いてホームポジションで使うことには最適化されていません。まあ工夫でなんとかなる範囲ではあります。そもそもタッチパネルで使ってもかまわないのですし。

実際使ってみて、ウィンドウGUI操作上は外付けマウスは不要だと思える使いやすさです。マウス使ったゲーム等をするなら必要かもしれませんけれど。

使っていて動作が重くなるような印象はありません。底面ファンからの暖風が少し気になりますけれど、うるさいときはファンを停めるスイッチまで用意されています。使い勝手はよく考えられています。


Img20181025080414

キーボードも配列がいじられていますけれど、慣れれば使いやすそうに思いました。最初はとまどいますけれど、悪くありません。


よくできたWindows 10 小型ノートPCです。普通に使えそうです。

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2018/09/13

Moto Z用キーボードMod生産中止

Keyboard Mod: A Physical Keyboard For The Moto Zは残念ながらキャンセルされました。

クラウドファンドIndiegogoの該当プロジェクトページの「Update」に詳細が公表され、出資者にはメールが届きました。
paypalでの全額返金か、 今後発表予定の「Q-device」というスライドキーボードスマホへの初期ロット出資の割引適用が選択肢です。

キーボードModのためだけに残していたMoto Z2 Playも引退させようかと思います。

手元には、Gemini PDAのファーストロットとセカンドロット、そしてBlackberry key2があります。
Keyboard Mod、さようなら。

Imag0823


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2018/06/28

Gemini PDA カメラ、CTRLはAの横

Img_20180628_211256

Gemini PDAのカメラも届いています。モジュールをはめて組み立てます。
最初認識せず、コネクタを押してはめなおしたらやっと再起動で認識しました。


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最初、ああ使えないトイカメラ、と思ったものの、屋外で明るければそれなりで、なんとなく便利に使っています。
コンデジの代わりには画像処理不足です。

そうそう、5chあたりではキーカスタマイズを色々試されているようです。いいですね。

ぼくはカーソルキーはいじらずに、ハイフンとバックスラッシュに加えて一点、CTRLはAの横、にだけしています。


Img_20180628_211847

あまりいじっていないので、キートップも差し替えていません。

「chgkey2_20180628.zip」をダウンロード

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2018/06/02

Gemini PDAのキーボードをカスタマイズする(root権限不要)

Gemini PDA USキーボード版ですけれど、大変気に入って毎日使っています。


ちょっと気になるのは、ハイフンや長音をFn+oで打鍵しなければ入らないのが面倒に感じることです。
もちろん、root権限付きのファームを書き込めば、keylayoutも、keycharsも好きなように書き換えできるわけですけれど、最近のAndroid端末はrootを取らなくても普通に使えることが多いので、root権限なしの標準ファームでいいやと思っているところです。


さて、非rootでキーボードのキーカスタマイズする方法として、Andorid4.1から、User-installable keymapsという仕組みでユーザーがインストール可能なキーボードマップをサポートするようになりました。日本語109キーボードを外付けで使うときに便利になったあの機能です。

この機能を利用して、Gemini PDAのキーの入れ替えができるはずです。アプリを作る必要はありますけれど、y10gさんがそのものずばりのソースを公開してくれていますので、これを参考にすればなんとかなるかもしれません。

公式のデベロッパーガイドでも、丁寧に説明があります。よくわかりませんけれど、たぶんなんとかなるでしょう。

というわけで、まずはAndroidの開発環境を作ってみます。今はAndroid Studioっていうのがあるのか、初めてダウンロードして入れてみます。


20180601

インストールが終わると、早速作ってみる感じです。

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なんだかわかりませんけれど、初めてのアプリの作成ガイドの通りにやってみます。


20180602_1


チュートリアルが分かりやすいです。アプリの名前は「chgkey1」とかにして試してみるかな。
自分のドメインを入れます。公開しなければ、なんか適当なユニーク文字列でもいいかもしれません。(このドメインはアプリの特定のために、後でドット区切りを逆の順番に並び変えて記述します)

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4.1以降の機能を使うし、はなからGemini PDA用です。ヌガー以降にしておこう。Andorid対象バージョンは7以降を選びます。


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何も考えずに表示されたEmpty Activityのまま次へ進みます。Finishボタンを押して終了です。

ふむふむ。あっという間にhello worldアプリが一行のコードも書かずにできました。すごいな。Javaを全く書かなかったぞ。


さて、キーボードのキー入れ替えのアプリを作ります。hello worldアプリにちょっと手を加えるだけですみます。
y10gさんありがとうございます!感謝です。


いじるのは、
AndroidManifest.xml
と、
res/values/strings.xml
です。

追加したのは、
res/values-ja/strings.xml
res/xml/keyboard_layouts.xml
res/raw/chgkey1.kcm
です。

javaのコードは一行も書きません。xmlいじったのと、キーのキャラクター指定ファイルを置いただけなのです。

なんて簡単なんだ。


アプリ自体は自動生成されたHello World表示アプリですけれど、肝はユーザー作成のキーボードレイウトファイルを使えるようにしてインストールする指定をXMLで追記していることです。これだけで、サンプルアプリをインストールすれば標準の設定画面から物理キーボードのレイアウト選択画面で選べるようになるという寸法です。

まず、マニフェストに宣言します。公式デベロッパーサイトの該当ページのサンプルコードや、y10gさんのソースの通りです。 applicationタグの下に、receiverタグをサンプル通りに挿入すればおっけーです。

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レシーバーで指定した@xml/keyboard_layoutsというリソースをresフォルダのxmlの下に放り込みます。
xmlフォルダごとファイルコピーすると、Android Studioから自動的に認識されました。

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つぎに、自分が放り込むキーボードレイアウトに名前を付けます。Andorid標準の設定アプリで、物理キーボードのレイアウト一覧を選ぶときに何という名前で表示するかの指定です。

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res/values/strings.xmlはアプリの名前だけ書かれて自動生成されていました。ここに行追加します。


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日本語で表示したい場合に、
res/values-ja/strings.xml
をコピーします。Android Studio上でヒントから編集していっても作れます。


あとは、肝心のキーボードレイアウトファイルです。
これは事前に作っておいたのを、
res/raw/chgkey1.kcm
というファイルでコピーしました。

ぼくはUSキーボードモデルです。このkcmもUSキーボード用で、一か所だけ「-」と「\」を入れ替える単純なものです。

日本語キーボードモデルは持っていないので作っていません。
Geminiキーボードアプリを、たぶんESファイルエクスプローラーあたりでapkにして、拡張子をzipに変えて、keyboard_layout_japanese_gemini.kcmあたりを抜き出してそれをカスタマイズすればいいんじゃないかと想像します。


ともかく、ぼくはよく使う長音を1キーで打ちたいために、バックスラッシュキーを押せばハイフンが出る、Fn+oを押せばバックスラッシュが出るという単純なキーの入れ替えだけのkcmファイルとしました。

ほかのキーレイアウトにしたときは、kcmファイルだけ書き換えて入れてビルドすればいいということです。
klじゃなくてkcmなので、装飾キーの入れ替えは制限がありま す。klはroot取って変更ですね。

さて、ビルドしてみます。

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ビルド通りました。


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デバッグ用のapkを作ってみます。
できました。なにそれこわい。
Dropbox経由でGemini PDAに入れます。提供元不明のあぶないアプリです。

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セキュリティ設定を変更しないとインストールできません。やばいもんだな。後で設定戻しましょう。

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特別なアクセス許可を必要としないそうです。


Screenshot_20180602074410


インストールできてしまいました。やばいね。

Screenshot_20180602074414

実行する必要はありません。キーボードレイアウトをインストールすることだけが目的のアプリなので。実行してもHello worldが表示されるだけですけれど。


Screenshot_20180602074442


設定から「言語と入力」「物理キーボード」を開きます。
ぼくはATOKを使っているのでタップします。キーボードレイアウトの一覧がずらずら出てきます。


Screenshot_20180602074458

でたー。やったー。

Screenshot_20180602074503

これでバックスラッシュとハイフンを入れ替えたキーボードになりました。

早速Jota+などで試してみます。


Screenshot_20180602074623


うまくいきました。

配布するapkを作るためには、署名してリリース用のapkを作るみたいです。ドメインや名前、住所、パスワードなどを入れ、署名してリリースapkを作ってみます。
ふむふむ、


できました。

apkです。

「chgkey-test20180601.apk」をダウンロード

ソースです。

「chgkey1_20180601.zip」をダウンロード

というわけで、また一つ快適になりました。

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2018/06/01

Gemini PDA USキーボード版の標準レイアウト初期設定

Gemini PDAを2台初期化したので、キーボード初期設定の簡単な備忘録です。

USキーボードモデルの話です。

初回起動時にGoogleアカウント(メールアドレス)を登録するときに、@(アットマーク)がShift+2で出ません。
このときだけは、Fn+kで入力します。

そしてATOKを含む常用アプリのインストールが終わったところで、一度キーボードの設定をします。

Screenshot_20180530084708

Geminiキーボードというアプリが入っているので、それでまず自分のGemini PDAのキー配列を選びます。USキーボードモデルなので、日本語ではなく、English(US)を選びます。ここを間違えると、@(アットマーク)はShift+2ではなくFn+jあたりになってしまいます。

Screenshot_20180530084733

Geminiキーボードアプリだと、一度Geminiキーボードに切り替えないといけないので、その後ATOKの方で設定を確認してATOKに切り替えてしまいます。

Screenshot_20180528203105


アプリ一覧からATOKのアイコンタップで起動して、「ATOKを使える状態にするには」ボタンを押せば設定はわかりやすいです。

Screenshot_20180528203123

ATOKに切り替えます。


Screenshot_20180528203052

設定の物理キーボードの画面でこうなっていれば大丈夫です。

Geminiキーボードアプリがインストールされてさえいれば、「設定」の「言語と入力」「物理キーボード」「ATOK-日本語」からキーボードレイアウトを選択できると思いますけれど、そこでEnglish(US)を選ぶ、というだけの話です。


これが、Gemini PDAで自分の注文したキーボードレイアウトを指定する手順です。
今回は初歩的・標準的な話でした。


長音がFn+oなのは面倒だからカスタマイズしたい、でもroot取りたくないという話はまた次回。

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