E Ink電子ペーパー物理キーボード付きテキストエディタ機が欲しい
E Inkの電子ペーパー技術 は、今もKindle Voyage、Kobo Clara HDなどで堪能しています。2年前にMobiScribeが届いて、電子書籍リーダー以外の使い道も、アクションゲームのような画面書き換えの激しいものでなければ、使えそうに感じました。
MobiScribeは手書きメモ用でしたけれど、自分の手書き文字の汚さから、キーボードでテキストエディタに打つ方が気持ち良いと改めて実感しました。
幸い、今はBOOX やHisense がE InkのAndroid端末を出しています。MobiScribeもAOSP を元としていますけれど、GMSは入っていません。手許のBOOX Poke3も標準ではGMSは入っていませんけれど、入れることは可能でした。
Playプレテクト認定Androidデバイス ではありませんので、Android 互換性テストに合格していません。マルウェアがプリインストールされていない状態で出荷したことも確認できません。この点に留意した上で、E Ink 電子ペーパー表示によるキーボード付テキストエディタ端末として使う必要があります。
BOOX Poke3の場合、標準の[設定]-[アプリ]画面で、Google Playを有効化のチェックを入れ、その下のGSF登録のインクをたどって端末のIDをGoogleに手動で登録申請 して個別のホワイトリストに入れないとGoogle Playを使えません。作業は一手間二手間程度ですが、カスタムAndroid ROMを搭載するユーザーのための回避策を利用して登録しないと使えないものだと把握しておく必要があります。
無事Google Playが使えるようになったら、ようやくJota+をインストールできます。
今のところ、Androidで日本語を打つためのテキストエディタならJota+一択に近いと考えています。Wrixなども出てきて、DataTimeClipなどの便利なツールもありますし、まあJota+以外は今後に期待というところです。
さて、BOOX Poke3にJota+をインストールした後は、キーボードをどうしましょう。
まずはBookey Stick で試してみます。
すごくいい感じです。
OneGX1Proより華奢な感じです。打鍵感も悪くありません。
テーブルや机に安定しておける前提なら良いのですけれど、ちょっと動かすとスタンドが横にずれてしまいます。
一番気になるのは、折りたたんだBookey Stickを広げる手間がかかる点です。何度も使っていると面倒に感じます。
もっとクラムシェルっぽくならないかなあ。
というわけで、AmazonやAliExpressで色々なところから販売されている、ミニワイヤレスBluetoothキーボードにしてみようと思います。
数年前にAmazonで買ったのは不良品っぽくて急に電源が落ちたりしてひどいものでした。でもとても薄型で横幅20cmというのは望ましい形でした。
AliExpress 辺りを覗くと色々売られています。また不良品で分解して半田付けしないといけないかもしれませんけれど、カバー付きというのがどうかなと思い、試してみます。
固定が甘いので輪ゴム2本で補強してみました。
方向性は良さそうですけれど、デカくなってしまいます。キーボードは初期不良もなさそうなので、キーボードはこれでいってみよう。
フリーストップヒンジを物色したり、スマホカバー類を物色したり、厚紙ファイルを切って自作するかと検討した結果、一番手軽な案を試してみます。
自転車部屋をごそごそ漁ると、昔絵本の補修に使った製本用のカバーテープ が見つかります。
これでいいや。
む、思ったよりずっといい感じです。こんなんで。
キーボードの裏はフラットです。
BOOXを立てる脚はmicroSDカードを買ったときにアダプターと一緒にはめてあるパッケージがたくさん余っていたので貼り付けます。
見た目は良くありませんけれど、持ち運びにも困らなさそうです。
なにより、抜群に薄型で軽量です。
実測で272gでした。なにこれ素晴らしいじゃん。
Android端末なのでソフトは色々入れられますけれど、基本テキストエディタ専用です。
時記メモ用です。最近、DropboxベースだったのをOneDriveベースに変えてみましたけれど、Jota+ならどちらも問題なく対応しています。
まったくいい時代になったものです。
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