HP200LX液晶表面黒変の修理
AKIBA PC Hotline! - ハンドヘルドPC「HP 200LX」の修理済みモデルが税込1.4万円 (取材中に見つけた○○なもの)の記事を見て、いわゆる「ビネガーシンドローム」になったHP200LXの偏光板を交換して中古販売していることを知りました。翌営業日には売り切れてしまったようで、現物を見られませんでした。
液晶点けたらどんな感じの見え具合なのか、わたし気になります。
渋谷東急ハンズに行ったので、偏光板を買ってきました。渋谷店では4Cに偏光板数種の店頭展示がありました。
今回使用したのは、150mm角の接着材なしの偏光フィルムです。一枚分しか切り出せなかったので、次回はAMAZONでも売っている、
ミッドタウン 偏光板 のり無 250角 BSP250
にして複数枚切り出そうと思います。
ビネガーシドロームについては、We love 200LX.さんの(596)HP95LX,100LXも液晶劣化(ビネガーシンドローム): We love 200LX.で4年近く前に話題になっています。
また、アンビンバンコさんのEeePCからiPhoneへで、偏光版あれこれ: EeePCからiPhoneへのように、LXで偏光板の交換を行って修理と偏光板の比較評価がされています。
今回、市販の偏光板への変更後に実用になるのかが気になりますので、とりあえず試してみようと思います。
押入れのLX箱から黒変画面のLXを一つ選びます。100だとABS樹脂がもろくて作業が心配なので、200LXで探して出してきます。
まずは画面側を外してアース線をニッパで切り、液晶ユニットを取り出します。
金枠のかしめをラジオペンチで曲げて外します。ガラス面と基板をずらさないように指で押さえながら、爪で角から偏光板をはがします。
二つ目の角で、はがれだしました。
途中まで糊も取れていたのですけれど、すぐにシートだけになり、糊はガラス側に残ってしまいました。
はがすと、お酢のすっぱい臭いがきついです。アルコールと水で黒変した偏光シートを洗って、ビニール袋に入れて口を閉じます。これはたまらん。
金枠をとりあえずはめてしまい、LXに戻して偏光板の見え具合を確認します。
一番明るい角度を探すと、やはりこれくらいです。150mm角だと一枚しか切り出せないなあ。
カッターとはさみで適当に切ります。
切り出しました。
ちなみに、偏光板がないと全く画面が見えません。
問題はガラス面に残った糊で、糊があると黒変したままでした。
2時間近くかけて、無水アルコールとプラ製へらとキムワイプとセロテープで糊はがし作業を行いました。
へらは、シールはがしについてきたへらを使いました。
金枠の内側に切り出した偏光板をはさみこんでかしめ直します。
左が今回作業した市販の偏光板に交換したLX、右が純正偏光板のままのLXです。
色合いがだいぶ違って、黄色っぽくなります。
ただ、写真での印象ほどこの黄色は気になりません。それなりに見やすいです。色自体は気にすることもない感じです。
一番の問題は、ツルテカシートなので、画面の映り込みが激しいことです。純正と比べるとずいぶん違います。そういえばAKIBA PCウォッチの記事写真も映り込みがありました。
ただ、HP100LX/HP200LXの画面が黒変しても、自力で直せることは分かりました。
偏光シートで、ノングレア/アンチグレアのものがあって、15cm以上なら、買っておけばLXの修理に使えるかも、と覚えておくことにします。
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