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2014/06/29

シリアルケーブルでHP200LXとRaspberry Piを接続

HP200LXがRasppberry Piのコンソールに!
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前回Raspberry Piを使って、LXのSDとインターネット上のサービスとのデータ同期を行いました。今回はLXとRaspberry Piを線で繋いでみます。LANケーブルが簡単ですけれど。PCカードの差し替えをするのが面倒なのと電池を食うので、シリアル接続にしてみます。

問題はケーブルです。HP200LXはRS232C(の独自10ピン)、Raspberry PiはUARTと言うのかな、シリアル用のピンで3.3Vのようです。

USBとRaspberry Piを繋ぐケーブルは市販されています。ノートPCなどと繋げるなら、USBからシリアルに繋げるのが簡単そうです。RS232Cでつなげる方は、ケーブルで売っていないこともないですけれど、Raspberry Piにつなげたい方はむき身のケーブルで、ピンにさすようになっていません。どうも、この手のケーブルは市販のものを買うのではなく自分で作るもののようです。秋月電子通商で3V・3.3V・5V系-RS232Cレベル変換基板というものたった500円で売っています。
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小さな基板で、RS232CのDサブ9ピンメスの入るシェルケース(50円)にすっぽり収まります。これを使えばよさそうです、たぶん。
なにしろ手先は器用ではありませんし、工作は下手で、そもそもこの手の知識皆無です。半田付の経験も、LXのクロックアップ程度しかないのです。簡単そうなのが一番と思い、秋月の通販を利用します。

何はともあれ、配線の確認です。ググると、Raspberry Piのピンは、5V電源二つ、三つ目のピンからGND、TX、RXと並んでいるようです。GNDとTXとRXをつなげればいいようです。RS232C変換基板のために5VをRaspberry Piからとって接続すればよさそうです。LXとRaspberry Piをつなげるので、RX/TXをクロスで接続すれば、LXをRaspberry Piのシリアルコンソールにできるはずです、たぶん。

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Raspberry Piは小型軽量、名刺サイズ45gのコンピュータですけれど、液晶画面もキーボードもありません。でも、小型無線LANドングルで、インターネット接続は普通に出来ます。HP200LXなら液晶画面もキーボードもあります。組み合わせれば、かなり使えるような気がします。ノートPCやタブレットがなくても、Raspberry Piの設定変更をしたり、サーバーにsshでつないでメンテしたりできるかもしれません。なんか良さそうなので、得意でない工作をやっってみることにします。

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秋月の変換基板はとても良く出来ていて、簡単にRS232Cの9ピンコネクタの中に仕込めます。あまりに出来がよいので10ピンコネクタで工作するのはやめて、普通にRS232C Dサブ9ピンコネクタでやってみることにします。たぶん、MARISさんみたいに、LXの10ピンシリアルコネクタとDサブ9ピンオスを直結したアダプタを自作するのが一番汎用的でスマートな気がします。今回は、コネパクのDサブ9ピンケーブルとジェンダーチェンジャーの先に、Raspberry Piにつなげる自作ケーブルを接続することにします。
秋月の基板は一枚物の説明書が付いています。これを見て、配線をはんだ付します。raspberry Pi側は、ブレッドボードジャンパーワイヤ(メス)ならさしこめそうです、たぶん。
今回、秋月で調達した材料は、変換基板(500円)、メスコネクタ(40円)、カバー(50円)、ブレッドボードジャンパーワイヤ(オス-メス)(300円10本入り×3袋)です。通販だと、別途送料(500円くらい)がかかりますけれど、まあ安いものです。秋葉原や日本橋に行ければ送料も要らないでしょう。
手持ちのはんだごてとはんだ、ラジオペンチとプラスドライバー、ピンセットとルーペ、熱収縮チューブ、こて台を使用しました。あとテスターとワニ口クリップとはんだ吸い取り線を準備していました。
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あまり苦戦せず完成、早速接続して試します。あれ、なにも出ない。RX/TXを逆にしたら出ました。
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内蔵Datacommで試します。設定は、115200bps、フロー制御なし、COM 1です。ノンパリ8bitストップビット1は標準通りです。
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VT100でも通信できますけれど、ANSIにして、config.sysでdevice=a:\jkit\lxansi.exeを組み込んでおきます。
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おお、出た。
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作業用ユーザーでログインして、試します。おお、素晴らしい。日本語はどうするのかな。とりあえず、
export LANG="ja_JP.SJIS"
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と打ち込んで、シフトJISの日本語テキストファイルをheadやcatで開くと、普通に日本語が表示されました。おお、いいね。
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KTXも試します。
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KTX.CFGは、

baudrate 1152 ;(B) 起動時ボーレート
port 1 ;(A) 0:内蔵 1 or 2 (DOS/V版 1~4)
rflow off ;(A) RS/CSフロー制御
xflow off ;(A) XON/XOFFフロー制御

くらいで、とりあえず試します。おお、出た出た。
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datacommの方がすんなり使える感じかなあ。

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とりあえず、HP200LXをRaspberry Piのコンソールにすることができました。
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HP200LX専用のケーブルがややゴツいです。MARISさんのように、もっとコンパクトなアダプタを作れたらずいぶん小さくまとまるのですけれど、腕がないからなあ。

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変換基板をコネクタケース内に収めて、今日はこれで完成とします。楽しいね。

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2014/06/21

日記(時記メモ)やスケジュール同期を、LXのSDをRaspberry Piにさして自動実行する

Raspberry Piはちっこくて可愛いコンピュータです。自宅サーバー用途や子供用パソコン組み立てを念頭に調達したものの、自分で色々設定するのが面白く、現在はHP200LXの持ち歩き母艦として設定しています。
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HP200LXからmicroSDを抜いて、Raspberry Piにさして、ラズベリーパイの電源を入れれば、なにもタッチしなくても、自動で時記メモを同期し、Googleカレンダーに追加登録されている予定をHP200LXのAppointmentsにマージしてくれます。
Raspberry Piのインターネット接続は、有線LANもしくは無線LANで行います。自宅やホテルの有線LANか、Android携帯電話のテザリングでOKなように設定済みです。

こうして、重いPCやタブレットいらずで、HP200LXとインターネット上のデータのやり取りをしています。時記メモのテキストは、もちろんPCやAndroid携帯電話とも同期されるようになっています。LXでテキストを打って、それをどこでも使える、Googleカレンダーに予定を登録したら、LXのAppointmentsで見られる、という環境がRaspberry Piというわずか45gの名刺サイズコンピュータで実現しています。
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大まかな実現手順としては、
Raspberry Piの入手、初期設定
Bittorrent SyncをRaspberry Piにインストール
Raspberry Piに必須ツールをインストール
apptoutのRaspberry Piでのビルド
同期用のスクリプトをRaspberry Piに設定
VPS(ワンコイン税別467円)契約し初期設定、Bittorrent Syncのインストール(自宅PCのみで行う場合は不要)
動作確認
といった感じです。LXを実用で使うために、無駄に色々やっている感じで楽しいです。


まず、Raspberry Piの入手です。日本だと、アールエスコンポーネンツ2012年4月16日から扱っています。当初は入手性が悪く、そもそもの目的である教育用用途が先だろうと手を出さなかったのですけれど、今では在庫も安定し、Amazonでも普通に安くPrime対象で売っているので、お遊びに一つと調達しました。注文して翌日に届きました。

Raspberry PiのストレージはSDカードです。手持ちの余りSDカードを見ると、8GBのよさげなのが一枚見つかったので、それを使います。OSは英国ラズベリーパイ財団の公式サイトからダウンロードします。
Raspberry PiにUSBキーボードをさしてHDMIケーブルでテレビにつなげて使うなら、NOOBSを入れてOSを選んでセットアップすればいいのでしょうけれど、うちのテレビはピタゴラスイッチや0655やふしぎだいすきやモリゾーキッコロなどの録画番組閲覧用になっています。他に液晶ディスプレイは嫁さんのMac mini専用のものしかありません。それにこのところVPSのLinuxサーバーの設定をやっていたので、ごく自然にLANケーブルだけつないでディスプレイもキーボードもつなげていない状態で初期設定を行います。これも簡単にできます。

Raspbian(Debian Wheezy)が色々設定するとき楽そうなので選びます。imgファイルの入ったzipをダウンロードするのですけれど、Firefoxだとうまくかず、Chromeでダウンロードし直しました。zipファイルが普通に解凍できたらダウンロード成功です。出てきたimgファイルを、WindowsならWin32DiskImagerでSDカードに書き込みます。LinuxやMac OS Xならdd一発です。他にも方法は色々あるようです。
SDカードをRaspberry Piに差し込んで、電源用のmicroUSBケーブルをさせばOSは自動的に起動します。

あとはLinuxサーバーの初期設定とやることは大きく変わりなさそうです。有線LANケーブルをRaspberry Piにさせば、DHCPでIPが自動設定されます。自宅のルーターのWeb管理画面から割り当てられたIPを見て、sshでRaspberry Piにつなげます。ぼくはcygwinですけっれど、puttyとか他のターミナルソフトでもお好みのsshクライアントで、標準のport 22でつながります。初期ユーザーはpi、初期パスワードはraspberryです。

sshでつなげると、raspi-configを実行するように促されますので、素直に、
raspi-config
します。
テキストメニューから、expand_rootfsとchange_passとchange_localeとchange-timezoneを実行します。piユーザーのパスワードは必ず変更します。標準のままで裸の状態でインターネット接続してルーターのポートを開ければ、ボットにされてしまうでしょう。

まずは、
$ sudo apt-get update
でアップデートします。
$ adduser
でユーザーを新規に作成します。piユーザーは削除するわけですが、その前に、新規ユーザーで一通り動くか動作確認します。そういえば、startxしてないなと、初めてごそごそテレビにつなげます。あれ、X上がらない。
piユーザーを削除する前に、ググッてみると、Raspberry Pi 初期セキュリティ設定など - 屋根裏Linuxがヒットします。屋根裏Linuxさんのページを見て、新規ユーザーを設定します。なるほど、これならpiを消してもいいな。うーん勉強になるなあ。

ところで、Raspberry piの初期設定でググると、日本語ページが多数ヒットします。どれもわかりやすいです。実に情報豊富です。先達が沢山いるって楽だなあ。無線LANの設定などは、ググれば良いでしょう。

さて、今回はHP200LXのデータの同期です。

Armなので、Dropbox公式Linux用クライアントで同期というわけにいかず、Dropbox-Uploaderを使うかと思っていましたけれど、せっかくなので、「データはあなた自身のもの。安全で、制限のないファイル同期。クラウドは必要ありません。」のBitTorrent Syncを試すことにします。

安全かどうかはよくわかりませんけれど、面白そうで、Arm用BitTorrent Sync バイナリも配布しているからです。

日本語のインストール手順ページもありますし、ユーザーガイドのPDFもあります。BitTorrent Sync バイナリをダウンロードして解凍し、実行するだけというお手軽さです。設定はWeb画面でできます。楽なものです。

WindowsやMac OS XやAndroidやiOSのBitTorrent Syncも用意されていて、それぞれ簡単に設定できます。同期対象フォルダをピアごとにいくらでも追加していけます。
ノードごとに、好きに同期フォルダを追加できます。Raspberry Piには時記メモとAPPT.ADBとスクリプトの入ったフォルダだけ同期フォルダに追加します。

Dropboxより便利かも。容量制限ないし、でかいフォルダも小さいフォルダもいくつでも同期設定追加して、ノードごとにどれを同期するか選べるわけだし。Dropbox以外で問題だった、Syncがなかなか始まらなかったり完了してなかったりして面倒なことになるようなことも、Bitttorrent Syncではありません。DropboxとBittorrent Syncだと甲乙つけがたいな。
根本的に、クラウトサービスのDropboxとP2PのBittorrent Syncは異なります。クライアント/サーバーをインターネット上で便利にしたクラウドサービスは、データはクラウト上のサーバーストレージに実体があります。Dropbxの場合、この実体のコピーが各クライアントに配信されます。peer to peerのBittorrent Syncはクラウドはありません。データはBitttorrent Syncをインストールしたノードの同期フォルダに実体があります。
つまり、全部のノードの電源がオフのとき、1台だけ電源入れても、同期することができないわけです。逆に、電源を全部切るかBitttorrent Syncを全部アンインストールすれば、クラウトに自分のデータが残っていたりしないわけです。

Dropboxは便利です。同じように、いつでもBittorrent Syncで同期できるようにするために、ワンコインVPS上にもBittorrent Syncを入れてみます。x64のバイナリを入れるだけで、普通に使えます。VPSでもダウンロードして解凍、実行するだけですけれど、iptablesでパケットを通してやります。

大喜びで色々Bittorrent Syncを試していて一つ失敗したのは、Blackberry Q5にAndoridアプリのBitttorrent Syncを入れて同期できるじゃん!と遊んでいたら、同期ファイルの一つがなぜか同期先で巨大同期途中ファイルに化けてしまいました。Blackberry上でのAndroidアプリ稼働は100%ではないことを忘れていたための失敗です。Blackberryでは通常同期は停止しておきます。

Raspberry Piでのbittorrent Syncインストールは、
$ wget http://download-lb.utorrent.com/endpoint/btsync/os/linux-arm/track/stable
$ tar zxvf stable
です。
設定は、
$ mkdir .sync
$ vi sync.conf
実行は、
$ /btsync
です。そのままサービスが上がった状態になります。
で終了させたいときは、
$ killall btsync
です。
標準では、http://(Raspberry PiのIP):8888/
で設定ができます。sync.confに書かなくても、このWeb設定画面から同期フォルダの追加が行えます。

Bittorrent Syncが動いていれば、Raspberry Piへのファイル転送も実に簡単になります。同期用のスクリプトをノートPCで書いて、同期フォルダに入れれば、すぐにRaspberry Pi内の同期フォルダに反映されます。こりゃ便利だぜ。


Bittorrent Syncまでできれば、あとはLXのSDを自動で読み込む設定をすればいいのです。

必要なツールをインストールするのも、Debianならでは、apt-getで簡単に入れられます。
$ sudo apt-get install nkf
$ sudo apt-get install wget
$ sudo apt-get install usbmount

ああ、なんて楽なんだ。debian最高。

時記の転送なら、あとコピーするスクリプトを書くだけですけれど、Appointの同期もする場合はapptoutをコンパイルします。
手順は前回のエントリの通りです。
$ wget http://www005.upp.so-net.ne.jp/khayashi/apptout-0.86b.tar.gz
$ tar zxvf apptout-0.86b.tar.gz
$ cd apptout-0.86b
$ make
で、apptoutの実行ファイルが生成されます。

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HP200LXのmicorSDをRapberry PiのUSBにアダプタに入れてさしたら、自動でコピーするという動作は、usbmountの設定で行います。
適当に、cpするスクリプトを書いて、放り込みます。


#!/bin/sh
sleep 5
cat /media/usb0/MEMO.TXT >/home/kobako/hw/LX/MEMO.TXT
nkf -w80 -Lu /media/usb0/MEMO.TXT >MEMO.TXT
perl /home/kobako/hw/LX/add0h_lf.pl MEMO.TXT >newmemo.txt
nkf -w80 -Lu /home/kobako/hw/MEMO.TXT >>newmemo.txt
sort -r newmemo.txt >MEMO.TXT
uniq MEMO.TXT >newmemo.txt
nkf -s -Lu newmemo.txt >MEMO.TXT
cat MEMO.TXT >/home/kobako/hw/MEMO.TXT
sync
sudo -u kobako /home/kobako/btsync
sudo -u kobako /home/kobako/hw/appt/g2lx.sh

こんな感じで、lxpi2bits.shを書きます。kobakoが新規で作ったRaspberry Piのユーザー、/home/kobako/hwはBittorrent Syncの同期フォルダです。
USBメモリは、
/media/usb0
に自動マウントされます。utf-8の環境で動かすためにnkfを使いましたが、基本catしてsortしてuniqするだけです。

$ chmod +x ~/hw/LX/lxpi2bits.sh
$ sudo cp ~/hw/LX/lxpi2bits.sh /etc/usbmount/mount.d/10_autocopy

Raspberry Piは持ち歩いて使うときだけ電源を入れてネットワーク接続する運用なので、このスクリプトの中でbtsyncを起動しています。init.dに入れてもいいでしょう。init.d用スクリプトはjack.minardi.org Replace Dropbox with BitTorrent Sync and a Raspberry PiSet-up a Raspberry Pi with dynamic IP and Bittorrent Syncにあります。

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g2lx.shはapptoutで予定をLXのApptBookに追加するスクリプトです。


#!/bin/bash
if [ -e /media/usb0/_DAT/APPT.ADB ]; then
# APPT.ADBのあるSDがUSBにささったら
cat /media/usb0/_DAT/APPT.ADB >/home/kobako/hw/appt/APPT.ADB
cd /home/kobako/hw/appt
rm *.ics
rm *.ICS
rm *.csv
rm *.CSV
wget http://www.google.com/calendar/ical/(カレンダーのダウンロードリンク)/basic.ics
# LXのAppointmentsとGoogle Calendarのシンクロ
# appointmensのデータをCSVへ
YYMM=`date '+%y%m'`
./apptout -a -g$YYMM01 -x/home/kobako/hw/appt/APPT.ADB >appt.csv
./apptout -e -g$YYMM01 -x/home/kobako/hw/appt/APPT.ADB >>appt.csv
nkf -W -w80 -Lu basic.ics >ggl.ics
nkf -S -w80 -Lu appt.csv >apptu.csv
perl /home/kobako/hw/appt/ics2csv_lf.pl ggl.ics >ggl.csv
# シンクロ GoogleCalendar to LX
perl g2lx_lf.pl ggl.csv apptu.csv addapptu.csv addevtu.csv
nkf -W -s -Lu addapptu.csv >addappt.csv
nkf -W -s -Lu addevtu.csv >addevt.csv
# 新adb生成
./apptout -xAPPT.ADB -iaddappt.csv -oupappt.adb -a
./apptout -xupappt.adb -iaddevt.csv -onewappt.adb -e
rm upappt.adb
cat newappt.adb >APPT.ADB
# sudo cat newappt.adb >/media/usb0/_DAT/APPT.ADB
sudo cat newappt.adb >/media/usb0/nAPPT.ADB
#
# シンクロ LX to GoogleCalendar
perl g2lx_lf.pl appt.csv ggl.csv addggl.csv addgevt.csv
perl lx2gcal_lf.pl addggl.csv >qaddggl.ics
perl lx2gcal_lf.pl addgevt.csv >qaddgevt.ics
nkf -wS qaddggl.ics >addggl.ics
nkf -wS qaddgevt.ics >addgevt.ics
sudo cat addggl.ics >/media/usb0/addggl.ics
rm newappt.adb
sync
else
echo "/media/usb0/_DAT/APPT.ADB not found."
fi

みたいな感じで、大昔のエントリのバッチファイルをシェルスクリプトにしただけです。

USBメモリに書き込めるようにするには、
$ sudo vi /etc/usbmount/usbmount.conf
で、
FS_MOUNTOPTIONS="-fstype=vfat,iocharset=utf8,codepage=932,uid=500,gid=500,dmask=0000,fmask=0111"
とかそんなんでしょうか。

これで、同期PCやMacの電源を入れっぱなしにしておけば完了です。
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でも、ここはやはりVPSを立てて、同期用に設定します。

VPSはDTi Serversman VPSなら500円以下です。性能も十分で、問題ありません。
VPSは契約して、OSは適当にCentos6.5あたりにして、useraddしてsshの設定をして、yum updateしてIptablesでガチガチに固めて、クラックされないように準備してから、Bittorrent Syncを入れて動かします。
…詳細は省略します。さくらVPSの設定や自宅サーバーの設定などでわかりやすい記事が色々すでにありますから、ググるのがいいでしょう。
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こんな風にして、Raspberry Piを持ち歩いて、LXの母艦にできています。重さ45gの母艦です。有線LANがある場所では有線LANをさせばいいし、Android携帯電話のテザリングをONにしたら、自動でつながるように設定してあります。HP200LXからSDを抜いてRaspberry PiのUSBにアダプタでさせば、数十秒後には同期が終わっているというわけです。
日記は以前のエントリ通り、VPS上でcronで一日一回自動ではてダラでアップロードされます。
LXでプチプチ書いておき、宿に入ったらRaspberry Piで自動同期。あとはサーバーがcronで自動でやってくれます。なお、Bllackberryからメールしておいたメモも、サーバー上で取り込んで自動でマージしておいてくれるようにしています。
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こうして、PCやタブレットを使わなくても、HP200LXを実用に使って、インターネット上のサービスと同期も問題なく取れています。簡単で楽に楽しく運用できます。無駄に色々設定している気もしますけれど、それもまた面白い、楽しみなわけです。

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2014/06/08

☆ ぬ~ ☆さんのapptoutをWindows8.1(64bit)で使う

HP Pavilion 10を快調に使いだして、はたと困ったのは、64bit版Windows8.1で16bit DOSプログラムが動作しないことでした。そういえば、レッツノートSX2でもそれを嫌って32bit版でセットアップし直したのでした。

Windows8.1(64bit)で16bit DOSプログラムを動かしたい場合、三つほど方法がありそうです。

1. 別のOSを入れる
2. DOSBOXを使う
3. Win32版などの動作するプログラムに変更して使う

というわけで、Ubuntuを入れて、そちらも設定してみました。apptoutはLinux版があります。Ubuntuはなかなか快適に使えています。でも、Windws8.1(64bit版)を使いたい場合は、他の方法にする必要があります。
DOSBOXはCPUエミュレーターによるDOS環境ですから、速度はやや遅くなります。でもDOSBOXも簡単で、ダウンロードリンクページからWindows用リンクをたどってダウンロードし、インストールすれば環境は出来上がりです。0.74が最新でした。
ユーザーフォルダのAppData\Local\DOSBoxフォルダの、dosbox-0.74.confの末尾に、
[autoexec]
mount D D:\
のように追記すれば、ドライブをマウントできます。
あとは、16bit DOSプログラム(apptout.exeなど)を動かすバッチファイルを用意しておき、
c:\dosbox\dosbox D:\appt\box1.bat -exit
のように呼び出せば済みます。(そのパスがCに自動マウントされるのでDだとパスそのままでBATが利用できます)

さて、今回は三つ目の、16bit DOSプログラムからWin32用プログラムに乗り換える話です。
といっても、他のプログラムではなく、apptoutをWindows8.1(64bit版)でも動作するようにコンパイルしてやるだけです。

apptoutは、Linux用ソースが林 光一郎さんのK's Indexソフトウェアダウンロードのページで公開されています。
apptout-0.86b.tar.gz (30KB)
apptout-0.86b-1.src.rpm (33KB)
apptout-0.86b-1.i386.rpm (30KB)

このうち、今回はapptout-0.86b.tar.gzを使います。
Centos6.5の環境で試すと、
$ wget http://www005.upp.so-net.ne.jp/khayashi/apptout-0.86b.tar.gz
$ tar zxvf apptout-0.86b.tar.gz
$ cd apptout-0.86b
$ make
で実行ファイルができました。

Windowsでは、MinGW-w64という、お手軽にgccでWindowsの実行プログラムをコンパイルできる環境を使ってみます。

sourceforge.netの該当ダウンロードページに行ってみると、
Looking for the latest version? Download mingw-w64-install.exe (169.9 kB)
というリンクがあるのでそこからインストーラをダウンロードします。そしてインストールです。
インストールパスが長たらしくて面倒そうだったので、c:\mingw64に変更だけしてインストールします。

さて、コンパイルです。
K's Indexソフトウェアダウンロードのページのapptout-0.86b.tar.gz (30KB)をダウンロードして、解凍します。
HP Pavilion 10の場合は7zipがインストールされていたので解凍できました。適当な解凍ツールで解凍します。lhazでも解凍できました。解凍先を、ドライブルートにしておくとコマンドが楽です。
たとえばD:\直下に解凍すると、
D:\apptout-0.86b
というフォルダに解凍されます。

さて、先ほどのMinGWインストールフォルダの、mingw-w64.batを実行します。するとPATHの設定が自動でされたコマンドプロンプトが開きます。
Apptout3201_2

ここで、
D:
CD \apptout-0.86b
mingw32-make
Apptout3202_2

と打てばコンパイルされ、実行ファイルapptout.exeが生成されます。
ずいぶん簡単ですね。

この実行ファイルはWindows(32bit)実行ファイルで、Windows8.1(64bit版)でもそのまま実行可能でした。

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2014/06/05

テキスト派のためのクラムシェル激安ノートPC、HP Pavilion 10-f000。SSD換装まで。

HP Pavilion 10-f008AUを発売日に注文しました。本日実機が届きました。
Hp10f00

HP Pavilion 10-f000シリーズは、非常に低価格な10.1インチワイドAMD A4-1200 APUのファンレスノートPCです。Windows 8.1 (64bit)プリインストールですが、メモリは2GB オンボード (1066MHz,DDR3L SDRAM)です。320GB HDD(SATA, 5400回転) が入っています。

昨年発売の、HP Pavilion10 TouchSmart 10-e000の方は、タッチパネル対応でした。APUなどの基本スペックはほぼ同様で、【Hothotレビュー】日本HP「HP Pavilion10 TouchSmart 10-e000」 ~ネットブックの置き換えに最適なお手軽タッチ対応モデル - PC Watch.htmでもレポートされています。

Windows8.1搭載ネットブック、というのが的を射ています。プロセッサはXP時代のネットブックよりは速いようですけれど、Core iはもちろん最新のAtomにも負けています。3Dグラフィックは最新Atomより上のようですけれど。

HP Pavilion TouchSmart 10-e000はタッチパネル対応ですが、今回のHP Pavilion 10-f000は、タッチパネル非対応です。その分重量が1.28kgから1.1kgに減っています。
それだけでなく、細かい点が変更されています。液晶画面は光沢から非光沢になっていますし、キーボード手前のトラックパッドは左右独立のクリックボタンが付き、右クリックやダブルクリックも問題なくなりました。レビューで不評だった光沢筐体の指紋の付きやすさも、トップカバー/パームレスト/底面には、指紋がつきにくいテクスチャーデザインを採用して改善しています。
激安ノートPCなのに、地味に改善し、それもクラムシェル非タッチ用途に合わせて、液晶画面やトラックパッド操作についてきちんと見直しているのは好感が持てます。

一番の特徴は価格の安さで、33800円(税別)というのは、Windows8.1のノートPCとしてはあきれる安さです。しかも、6/1までに購入すると、5千円のキャッシュバックキャンペーンの対象となっていました。なんじゃそりゃの安さなので、とりあえずポチってみました。
Windows8.1タブレットPCは持っていますし、Windows7レッツノートSX2も現役で使っています。iPadや7インチAndroidタブレットもあります。けれど、最近の使い方で言うと、Centos6.5サーバーの設定や、Raspberry Piのsshでの設定をPCでしています。タブレットは、そういう用途には使いにくいです。クラムシェルノートPCが望みです。

レッツノートR7を愛用していた身からすると、HP Pavilion 10-f008AUは、重量1.1kgはちょっと重いです。あと150g軽ければいいのに、と思わずにはいられません。もっとも、150gの差は冷静になれば、価格からすれば頑張った方のようにも思えます。R7プレミアムエディションの10分の一の値段ですから、150g程度はまあいいかと思うべきなのかもしれません。

そうすると、あとは使い物にならないくらい遅いのかどうかというのが気になる点です。HDD容量は十二分にあると思います。メモリは2GBで増設できないのはちとつらいかもしれません。でもそれはWindows8.1(64bit)だからであって、Ubuntuでも入れてそちらを使えば十分すぎるメモリのようにも思えます。Windowsでもどうせcygwinとブラウザとファイラーとエディタを使うのですし。大きさや形状は良いですし、キーボードは悪くないです。実機を手にして、ファンレスでこのキーボードでクラムシェルっていいねえ、と思ってしまいました。
トラックパッドも、あきらめて外付けマウスを用意していたのですけれど、マウスなしで普通に使えます。HP Pavilion TouchSmart 10-e000シリーズとこんな細かい点の仕様が変わっていたのは正直驚きました。

遅いのはご愛嬌です。とは言え、ストレージはさすがになかなかの遅さです。
Crystaldm_default


さて、メモリ増設できないのは仕方ないです。HDDだけでも早速換装してみることにします。CFD販売 TOSHIBA製SSD2.5inchSATA512GBを調達しておき、EaseUS Todo Backup Freeをインストールします。SSDをCenturyのケースに入れて、USBでつなげてディスククローン作成してみます。

窓の杜からEaseUS Todo Backup Freeをダウンロードしてインストールします。
最初エラーが出たものの、2-3度やり直したら無事ディスクごコピーできたようです。なんでエラーかわかりませんが、外部給電できないSATA2.5ケースだったからかもしれません。納戸からアダプタを引っ張り出すのが面倒で手元のものを使いました。
Diskclone

では換装です。まずひっくり返して、キーボードマークのついたネジ二つを外します。
これでキーボードがペリペリはがれるので、フレキシブルケーブルを慎重に抜きます。
Hp10f04

キーボードの下のネジを外します。HDD表記を2本、その他もすべて外します。
Hp10f03
下の小さいフレキも念のため抜きましたけれど、HDD換装には関係なかったようです。つけたままで大丈夫でしょう。

ひっくり返して、筐体底面のネジをすべて外します。
奥の二つのゴム足をべりべりはがし、その下のネジも外します。
Hp10f02


本体背面の4つのネジも外します。これで分解できるようになります。
Hp10f01

プラのコジアケでぺりぺりはがすと中身が丸見えになります。
Hp10f05

問題なく開腹できました。ノートPCとしてはかなり簡単な方でしょう。
Hp10f06

HDD固定ネジを2本外して、HDDを引き抜きます。
Hp10f07

HDD固定金具を4本のネジを外して、SSDに付け替えます。
Hp10f08

SSDの裏表をコネクタを見て合わせて付け替えます。
Hp10f09

SSDをはめて、2本のネジで固定します。
Hp10f10

これでHDDからSSDに換装ができました。
Hp10f11

ここから元通り組み立てます。パカパカ閉めて、キーボード下のネジを締め、キーボードフレキをさして固定し、キーボードをパチパチはめて、筐体底面と背面のネジを締めます。ゴム足を貼り直せばできあがりです。
Hp10f12

電源投入、換装成功のようです。

Crystaldm_ssd

ああ、ストレージがまともな速度になりましたね。

ちなみに、この状態で総重量を量ってみました。
Hp10f13

1.046kgと出ました。まあいいかな。

環境設定をしながら、このエントリもHP Pavilion 10 Notebook PCで作成、投稿しています。

深夜になりました。ファンレスのノートPCの唯一の騒音源、HDDをSSDにしてしまうと、無音!です。静かに使える上品なノートPCになりました。いいね。

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