現行品のSDHC(4GBや8GBなど)をacecard3.com経由HP200LXで使う手順
Akabekoさんに聞かれたついでに、少し現行品を試してみました。
すでにHP200LXで正常に認識するフラッシュカードを持っていて、Cドライブにacecard3.comをコピーして環境を作れる方限定の話です。
SDHCは4GBでも8GBや16GBでもかまいません。適当に余っているものか、入手性の良いものでいいでしょう。
ヨドバシやAmazonで普通に買えるカードアダプタで、HP200LXで安定して動くものというと、残念ながらacecard3.com経由になってしまいます。
手元で安定して動作しているものとしては、
SDHC用として、
SANWA SUPPLY SDXC用CF変換アダプタ ADR-SDCF2
microSDHC用として、
PhotoFast Micro SDHC >> CF変換アダプタ CR-7100
が現在新品で入手可能です。(アフィつきリンクなので、うっとうしい方は型番から検索しなおしてください)
アフィなしヨドバシのページだと、SDHC用として、
サンワサプライ SANWA SUPPLY
ADR-SDCF2 [ SDXC用CF変換アダプタ]
となります。
さて、4GB SDHCも、4GB microSDHCも、そのままではHP200LXで認識しないので、acecard3.comドライバをCドライブに、別の直接認識するカードからコピーして、c:\config.sysで、
device=c:\acecard3.com /SDP
と組み込んでやる必要があります。
acecard3さえ組み込んでおけば、あとは適切にフォーマットしたSDHCカードやmicroSDHCカードが使えます。
以前は、WindowsではEASEUS Partition Masterを使ってみたりしましたけれど、フリーな反面、広告が鬱陶しいので、アンインストールしてしまいました。
Windows XPの時代も終わって、今ではWindows8.1です。少なくともWindowsVista以降のバージョンを使っていることが多そうです。
手元でとりあえずUSBメモリカードリーダーをさしたのもWindows7 PCでしたから、diskpartを使ってみることにします。Vista以降で使えたと思います。Linuxのfdiskみたいなやつです。
まず、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
diskpartコマンドは、コマンドを実行して、diskpartプロンプトでひとつずつコマンドを入れていくか、
echo list disk | diskpart
のように放り込むか、
テキストファイルでコマンドを用意しておき、
diskpart /s dplist.txt
のように使うかです。
たとえば、一つずつ手入力する場合なら、4GB SDHCなら、diskpartプロンプトに入って、
list disk
ディスク番号を確認、たとえばUSBリーダーで接続したSDHCが1だったら、
select disk 1
clean
create partition primary
select partition 1
active
format fs=fat
assign
exit
のようにコマンドを打っていく感じです。
手元に、8GBのSDHCカードがあります。これをHP200LX用の4GBカードにしてしまうことにします。
diskpart用のスクリプトを置いておきます。中身は、
dplist.txt 何番のディスクか確認用
dpfat1.txt 4GB以下SDHC用1番ディスクフォーマット
dpfat2.txt 4GB以下SDHC用2番ディスクフォーマット
dpfat3.txt 4GB以下SDHC用3番ディスクフォーマット
dpfatov1.txt 4GB超SDHC用1番ディスクフォーマット
dpfatov2.txt 4GB超SDHC用2番ディスクフォーマット
dpfatov3.txt 4GB超SDHC用3番ディスクフォーマット
たとえば4GB超SDHC用1番ディスクフォーマットのスクリプトは、disk 1として認識されたディスクを、8GBや16GBのSDとみなし、問答無用に完全消去し4GBパーティションを切ってFATでフォーマットし、activeフラグを立てます。
まずは、管理者として実行しているコマンドプロンプトで、スクリプトを解凍したフォルダに移動し、
diskpart /s dplist.txt
と実行します。ディスク番号を表示させるだけのコマンドです。
この例では、disk 0はPC内蔵SSDで、WindowsOSやユーザーデータの入っているもので、disk 1が今回フォーマットしようとしている8GB SDHCです。
次に、disk 1用のスクリプトを使用します。4GBでなく、元は8GBなので、dpfatov1.txtを使います。
ちなみに中身は、
select disk 1
clean
create partition primary size=4095
select partition 1
active
format fs=fat
assign
exit
です。
管理者権限のコマンドプロンプトで、スクリプトを解凍したフォルダに移動して、
diskpart /s dpfatov1.txt
と実行し、
しばらくフォーマットした後、diskpartを終了して、コマンドプロンプトに戻れば終了です。
エクスプローラーで4GBのリムーバブルディスクが現れます。LXのカードのバックアップからコピーしてやれば、完成です。
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コメント
SNSにも同じ質問を書きました。
CFタイプアダプターCR-7100と 4GBのマイクロSDHCを使用したいと思います。( 4GBのマイクロSDHCはたまたま手持にあったもの)acecard3.comは組みこみました。windowsXPのDOS窓よりマイクロSDHCをFAT16(クラスターサイズ64KB)にフォーマットしました。このあと区画をアクティブにしないといけないのだと思います。diskpartにlist diskと入力しますが、ハードディスクの区画しか表示されません。ハードディスクのパーティション操作はなんどもやったことがあるのですが外部メモリの区画操作は、やったことがなく、よくわかりません。
どなたかご教授ください。
現状は、100LXにfdisk100と入力するとFdisk is not neded for card in slot A:と表示され、format a:と入力するとInvalid drive specificationと表示されます。
投稿: h.82me.h | 2015/01/18 19:52
WindowsXPだからでしょう。XP用diskpartではUSBメモリ等認識できなかったかと思います。
さすがにXPは捨てて、少なくともVistaや7以降のWindowsでお試しください。
投稿: あやち | 2015/01/18 20:10
そういうことでしたか。
ありがとうございました。試してみます。
投稿: h.82me.h | 2015/01/19 02:39
すいません。おかしなことが起ったため、ご教授いただければ幸いです。いままで使用していたサンディスクの64MBのCFが急にHP100LXに読めなくなってしまいました。windowsXPには読めています。LXのほうもマイクロSDがacecard3.comにより読めているため、ハードの問題ではないように思います。どんな原因があり得ますか?
投稿: h.82me.h | 2015/02/01 00:11
お世話になります。
伝言板のほうに質問を入れようとしましたが、反映されないため、トピックと関係ありませんが、連絡させていただきます。
MOREEXMVer.1.60を導入しようとしています。MOREEXM.INIをA:\に作成し、APNAME.LSTの内容をMOREEXM.INIに移しました。またAUTOEXEC.BATのシスマネ起動直前に
a:\bin\moreexm
100
のようにMOREEXMを常駐させました。しかし再起動してもMOREEXM.INIに登録したアプリがシスマネに表示されません。なにがいけないのでしょうか?
APNAME.LSTにはアプリは1ヶしか登録していませんが、他にDOSアプリが5ヶほど登録されています。
もうひとつ
FONTXとかFONTX2とか$FONTX2とかいろいろな形式があり同じなのか違うのか混乱しています。赤城フォントはうまく表示されましたがak14fntx.lzhとkaname.lzh(要町フォント)はどうしても表示されません。勿論FONTMAN.INIは登録しています。
a:\bin\yadc -v70 -l14 -6+ -b- -a+ -h14,14
のようにコマンドを入力していますが、漢字が表示されるべきところは空白になってしまいます。なにが原因なのかご教授いただければ幸いです。
投稿: h.82me.h | 2015/02/01 04:09
MOREEXEM追加したアプリは、シスマネに表示されません。
ホットキーで起動するか、シスマネのかわりにSMMXで表示して起動します。
投稿: あやち | 2015/02/01 10:52
ak14fntx.lzhとkaname.lzhをベクターからダウンロードして、設定してみました。
JKIT-Free環境です。
フォントファイルをA:\FONTに置いて、
LXFONT.INIには、
A:\FONT\KNMHN12X.MNF
A:\FONT\KNMZN12X.MNF
A:\font\7X14RK.FNT
A:\font\K14.FNT
を追記、
LXDSPD.INIには、
[extend]
に、
mid12=8,16,6,12,12,12
k14=8,16,7,14,14,14
を追記しました。
LXを再起動して、生DOSで、
lxvm
で、該当のモードを選択、表示できました。
投稿: あやち | 2015/02/01 12:59
ご多忙のところ、ご回答いただきありがとうございます。
MOREEXMとSMMXは、非常に密接な関係にあるんですね。SMMXにアプリを登録するとSMMLX.MNUに登録されMOREEXM.INIにも反映することができますが、逆にMOREEXM.INIにテキスト入力したアプリをSMMLX.MNUに反映することはできませんかね?
ak14fntx.lzhとkaname.lzhも赤城フォントと同じ形式(FONTX形式)だということですね。わたしは、まだJKIT環境ではなくKDISP100環境なのですが、そのあたりが原因なのでしょうかね?
本当に勉強になります。ありがとうございます。今後もまたご指導いただければと思うのですが、どこに質問させていただくのが良いのでしょうか?落書き伝言板ですか?IEのバージョンのせいか、どうも落書き伝言板には書きこめません。
投稿: h.82me.h | 2015/02/01 18:38
最近SMMx使わずホットキーばかりなので、どうだったかなあ。
KeyM.EXMを使うほうが多いです。
KDISPでは試していません。同じようなものではないかと思いますけれど。
JKITでも、文字ボックスの横幅は8ドット固定です。12ドットや14ドットでも、8x16で文字ボックスを構成すれば表示できています。12ドットだから12x12で文字ボックスを設定できないことに気をつけて設定すればいけませんでしょうか。
場所はどこでもいいと思います。
ここでもいいですけれど、できれば
http://fhppc.pne.jp/
の方が適切ではないかと思います。JKIT-Freeの配布もNORIさんが継続してくれていますし、MySNSの書き込みが少ないとさびしいですね。
投稿: あやち | 2015/02/02 21:37
フォントの件、解決しました。
yadcのオプションの使いかたを誤っていました。-hオプションは半角横8ドット全角横16ドット固定なんですね。これではそれ以外のフォントが表示されないはずです。それなりに表示されていたため、ろくにyadcのマニュアルを見たことがありませんでした。15年以上、気がつきませんでした。今日はすっきりです。
投稿: h.82me.h | 2015/02/05 00:21