明朝体フォントをバージョンアップ後のF-05Dにインストール
F-05Dは電池保ちがとても悪いですけれど、大きさ重さは適当で、サクサク使いやすい端末です。
GPSもとりあえず他端末のように使えるようになったので、しばらく使っているのですけれど、個人的には明朝体フォントを入れたいです。
そこで、root権限なしに好きなフォントをインストールすることにします。
まず、フォントですけれど、出島明朝フォントを入れます。MITライセンスのフリーなフォントなのに、築地明朝をベースにした大変見やすい日本語フォントです。日常使う漢字はすでに作成されていますけれど、記号や英文字などは不足しているため、IPAex明朝から持ってくることにします。
古本屋で昔の本を安く買って読んだ活字本になじみのある世代なので、明朝体活字の元祖、築地明朝はとてもしっくりきます。リュウミンも美しいと思いますし、ヒラギノ明朝なども綺麗ですけれど、出島明朝のシンプルさは、小さな画面で見ていて装飾の鬱陶しさが皆無です。IPAex明朝と合わせて、不自由なく利用できる環境が作れるのは幸せなことです。
出島明朝フォントにIPAフォントを結合する手順は、Ubuntu上のFontForgeで行います。
まずはIPAexフォントのサイズを出島明朝に合わせます。
そしてdejima-mincho-r227.ttfを開いたメニューから、ipaexm.ttfを結合します。
出島明朝に足りないグリフをIPAexから持ってくる形です。
TrueType形式フォントを出力します。
以下に公開しておきます。
dejimaEX.zip(4,885,417bytes)のダウンロード
さて、F-05Dにインストールするには、オリジナル手書きフォントを選ぶ形になります。
まず設定-ディスプレイ-フォントでオリジナル手書きフォントを選び、一度設定しておきます。
そして、dejima-minchoEX.ttfをmicroSDに入れておき、ConnectBotなどのターミナルアプリで、
$ dd if=/sdcard/external_sd/dejima-minchoEX.ttf of=/data/fonts/myfont.ttf
とコピーしてやります。
もちろんadb shellでも可能です。
これで、OSバージョンアップ後にroot権限取得していないF-05Dでも、明朝体フォントのインストールができました。
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コメント
F-02E ARROWS Xでも同じ手順でフォントのインストールが出来ました。
投稿: | 2013/02/23 19:36