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2011/03/11

これはモバギでなくInterTopの再来か

発売日にヨドバシから届いた小箱、LifeTouch NOTEをいじっています。

レビュー記事などを読んで、キーボード、ダメなのかな、LOOX Uレベルの打ちにくい隙間なしキーボードなのかなと想像していました。

予想よりはずっと良かったです。ちゃちぃけれど、そこそこ打ちやすいキーボードです。底打ち感触が安っぽいけれど、たわみすぎるわけではありません。許容範囲です。
快感ではないけれど、快適です。

画面、いまどきのクリアなゴリラガラススマートフォンの画面を見慣れていると、タッチパネルで覆われた映り込みのある液晶で、10年前の機種みたいです。ダサいけどまあいいか、という感じです。
満足度は低いものの、たぶん安いコストで作ったんだろうなあという感じです。

通知領域を引き出す操作がやりにくい他は、指の腹でタッチでも何とかなります。表面が化学強化ガラスではなくやわいタッチパネルなので、傷つきやすそうでイヤになります。たぶん保護シートを貼ったら感度が悪くなるのだろうと思うと昔はそうだったとはいえ、少しげんなりします。
通知領域を指の腹で引き出すには、画面裏を中指以降で押さえながら、人差し指で画面中央上端に人差し指を当てて指先から付けて指の腹を指がしなるように押すと引き出しが出るので、そのままゆっくりと画面の中程までずっとドラッグすれば、爪を使わずに引き出せます。

IS01/LYNX SH-10Bでは、ALT+Nのキーボード操作で通知領域を引き出せたのに、LifeTouch NOTEでは該当ショートカットを見つけられませんでした。
HelloStatusBarというアプリをクイック起動に設定して使うのが良いでしょう。

キーボードのCTRL, Fn, MENUキーを標準で入れ換えできるようになっているのは素晴らしいです。ATOKのCTRLを利用した操作とも相まって、この部分はとてもよく作り込んでいると感心します。

ハードウェアキーボード対応ATOK標準搭載です。現在Androidマーケットに公開されているATOKはハードウェアキーボードの対応が不十分で、ソフトキーボードを非表示にできない、キーボードでの変換操作が不十分など、実用とは言い難いものです。ハードウェアキーボード対応Android版ATOKを使いたければ、現在はLifeTouch NOTEしか選択肢がありません。
これが唯一最大LifeTouch NOTEの他より優れた点です。

ポメラのATOKは所詮組み込み用でATOK8相当ですから、こちらのATOKの方が大分賢いと思います。

ATOKとキーバインド変更以外の標準添付ソフトウェアについては取り上げるほどのものはありません。
ライフノートというちょっと変わったメモ帳がありますけれど、発想は好きですけれど、基本的な機能(テキストファイル保存・読込機能や共有インテントの発行、テキストエディタとしての各種機能)が不足で、プロの仕事という感じではありません。普通にフリーソフトで見つけたら、これ面白いよいいよと紹介したくなるメモ帳ですけれど、本格的なテキストエディタとして使えるようなものではない軽いおまけソフトです。

現状では日本語テキストエディタはgEditorかJota Text Editorが現実的な選択肢でしょう。他にもsheditor liteがあります。

使っていて気になるのは、液晶面が重い点、総重量が重い点です。
ただ、鞄に入れて持ち歩き、机のあるところでしか使わないなら、これでもかまわないのではないかと思います。
LOOX U/G90はスーツの内ポケットにすんなり入りますけれど、LifeTouch NOTEは全く入りません。

ブラウザは、大画面とAdobe Flash10.1正式対応、高速なCPUのおかげで大変快適です。液晶画面が安っぽいのに目をつぶればこれでいいかなと思ってしまいます。

CPUの恩恵を動作のそこここで感じます。とりわけ、動画再生は素晴らしいです。ニコニコ動画なども普通に見られますが、RockPlayer Liteで手持ちの動画ファイルを再生して、ごく普通に見られるのは感激します。
もちろん、Windows PCなら、なにレベルの低いことを言っているのという話になるのかもしれませんけれど、小型ATOM PCとWindowsの操作環境は決して快適とは言えませんし、電池の保ちや発熱も気になります。
Andoridノートでは色々制約はありますが、LifeTouch NOTEについて言えば電池は延々使っていても保つし、テキスト打ちにはとりあえず困りません。
もちろん、ソフトウェア開発作業や、DVDからの動画エンコード作業とか、色々PCじゃないとやっていられないこともありますけれど、LifeTouch NOTEでいいやということも少なくありませんから。

iPadと比べると、まだLifeTouch NOTEの方が持ち出す気になります。iPadのソフトウェアキーボードによるテキスト入力は快適ではありません。iPadと比べると、LifeTouch NOTEの長所がよく見えてきますけれど、iPadの美麗な液晶表示と比べLifeTouch NOTEの画面の最低なユーザー体験なども目立ってきます。


root権限については、z4rootでも特に問題なく取得できます。/systemの書き換えも可能でした。
フォントの変更は、root権限取得後、busyboxインストールを行い、

# mount -o remount,rw /dev/block/mmcblk3p6 /system
# mv /system/fonts/FANUGO4_NH.TTF /system/fonts/FANUGO4_NH.org
# cp /sdcard/dejima+Sazanami.ttf /system/fonts/FANUGO4_NH.TTF

のような感じで可能です。

これはいわゆる中華パッドをAndroidノートに仕立てたような製品ですが、謎パーをモバギに仕立てたほどの濃い情熱と完成度は感じません。むしろ、ユーザーの望むものと微妙に方向性が違うけれど、ちょっと面白い端末で、でも画面の視認性など基本的にがっかりな点が多すぎて消えていったInterTopの再来と見るのが正しいのでしょう。

LifeTouch NOTE、ぜひ買ってください。
いまどき、素晴らしいユーザー体験を提供できない製品を出したら、いくら安いコストで作っていても、次はありません。
実用的には、まあこれでいーやとあきらめた人が使う製品です。そういう意味では、一番安価なモデルがおすすめです。
付属のSDはA-DATAでした。あー。どこもかしこも安っぽい製品です。

半年後に中古を買っても、どうでしょう、その頃はきっともっとましなものがあるのではないでしょうか。今、WindowsCEの中古ノートを買って楽しめるような人なら問題はないと思います。

キーボードはそんなに悪くないので、重くてもテキスト打ちにはQWERTYキーボード絶対で、Windowsじゃなくてもなんとかしてしまうぜ、という方には、普通におすすめしてもいいかもしれません。


そういうわけで、しばらくLifeToch NOTEと付き合ってみます。数週間後、出張以外では子供に奪われたiPadの代わりに家で使うことになるんじゃないかと想像しています。

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コメント

Menu+Nで通知引っ張れますよ~
Menuを出した状態でもう一度Menuをおしっぱなしにするとしょーとかっとがでます。

投稿: | 2011/12/16 00:33

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これはいわゆる中華パッドをAndroidノートに仕立てたような製品ですが、謎パーをモバギに仕立てたほどの濃い情熱と完成度は感じません。むしろ、ユーザーの望むものと微妙に方向性が違うけれど、ちょっと面白い端末で、でも画面の視認性など基本的にがっかりな点が多すぎて... [続きを読む]

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