kizさんによりSDHCをHP200LXで使える方法が発見されました。
1.Windows2000コマンドプロンプトでフォーマット
format x: /fs:fat
2.基本区画をアクティブに設定する
3.SDHC->CFアダプタを使う
4.acecard3ドライバをHP200LXに組込む
とのことです。
早速検証してみました。
SDHCのパーティションにアクティブフラグを立てるのに、WindowsXP標準のディスクの管理からは、リムーバブルディスクとして認識されたUSBアダプタ経由のSDHCではできませんでした。

●Linux Zaurusを使う手順
面倒なので、Linux Zaurusで作業してしまえばターミナル一発で済みます。
$ su
# mount
/dev/hdc1がCFとして認識されているのを確認しました。
# fdisk /dev/hdc
a
1
t
6
w
# fdisk -l /dev/hdc
確認します。

# umount /dev/hdc1
# mkfs.vfat /dev/hdc1
これで、HP100LX/HP200LXにmicroSDHC-CFアダプタをCF-PCカードアダプタ経由で装着します。
C:\CONFIG.SYS内で、
device=c:\acecard3.com /SDP
のようにして、acecard3ドライバをあらかじめ組み込んでおけば、無事4GBのmicroSDHC 4GBを認識しました。
●WindowsXPやWindows7上でEASEUS Partition Master Home Editionを使う手順
SDHCやCFを対象にfdiskを使える環境がすぐにあればよいですけれど、WindowsXPやWindows7でそういった環境が出来ていない場合、パーティション管理ソフトでアクティブフラグを立てることができます。
GUIでパーティションを編集できる(家庭内利用のみフリー)ソフトがあります。
窓の杜 - EASEUS Partition Master
ダウンロードしてインストール、USBアダプタ経由でmicroSDHC/SDHCをWindows PCにさしてEASEUS Partition Masterを起動します。

まずは、FAT32でフォーマットされているSDHC/microSDHCをFATでフォーマットします。

FAT16になったら、Set Activeでパーティションをアクティブに変更します。

FAT16 Active Primaryになったら、Applyを押して更新を実行します。終了したらWIndows PCからSDHC/microSDHCを取り出して、acecard3ドライバを組込み済みのHP100LX/HP200LXにSDHC-CFアダプタ経由で装着します。

これで、非SDHCの4GB SDカードを探さなくても、数百円-千数百円でどこでも売っている4GB microSDHCを、Windows PCで手早く設定してHP100LX/HP200LXで使えるようになりました。
なお、ぼくはPhotoFastのCR-7100というmicroSDHC-CFアダプタで確認しました。
acecard3ドライバ必須のため、たとえばCドライブが飛んでacecard3.comファイルが消えたらフラッシュの読み書きが出来なくなってしまうのが難ではあります。
ぼくはHP200LXは標準ドライバで認識するフラッシュを、acecard3に頼らざるを得ない(ほとんどのバージョンの)HP100LXは4GB microSDHCしてみました。
以前も触れたように、4GB FAT16のフラッシュをLXで使う場合、CHKDSKのチェックと修復やDIRによる空き容量表示は正常にLX上でできませんが、使い方によって充分実用的に大容量を利用できます。
kizさんに感謝です!
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