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2010/07/16

クラムシェルフルキーボードAndroid端末、IS01でのメモ取り

IS01を購入し、毎日活用しています。        (※今回長文です)
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IS01は、これは良い、待っていた、という高評価なハードウェアと、横長フルキーボードAndroidスマートブックというアプリケーションソフトによっては対応がこれからという未成熟な部分が楽しめます。
Androidベースで国産高機能ケータイを作りなおす製品が望まれながら発売に至っていない状況で、IS01のような流行りでないクラムシェルフルキーボード端末が、なぜ時流と外れて出てきたのだろうといぶかしくも嬉しく思うものです。
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いずれにせよ、IS01はぼくがHP100LXから乗り換えを果たした機種のうちの一つです。今まで、SL-C ZaurusとNetWalkerがHP100/200LXの代わりになると判断した機種です。でも、SL-ZaurusはIMEの変換と使い勝手に、NetWalkerはキーボードを使っていての感触に耐えられず、HP100/200LXに戻ってしまいました。
とは言え1993年製のHP100LXでは単独運用で全てをまかなえず、PCや携帯電話(スマートフォン)との2台以上持ちで、主にテキスト処理に利用しています。
HP100/200LXの現在での欠点は、重くかさばることです。325gほどの重量は、複数台持ち前提のうちの1台としては、重量級です。IS01の227gという重量は、HP100/200LXからの乗り換え先としては、409gのNetWalkerよりずっと魅力的です。
もちろん、もっと小さく軽量ないわゆるスマートフォンで、フルキーボード搭載端末は存在します。MOTOROLA Milestoneにしろ、Nokia E71にしろ、気に入って使っていて、キータッチも良好です。けれど、HP100/200LXの代わりになると判断しなかったのは、即時メモ取りに実際に使ってみて、快適に常用するに至らなかったからでした。
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即時メモ取りは、仕事の上では大変有用で、個人的にもとても良いものだと思っています。通常は紙のメモが適していますけれど、後工程が面倒なので、テキストデータで入口から生成できれば大変便利です。仕事上は、情報漏洩等の問題があるので、昔のようにいわゆるPDAを活用するのは難しくなっていますけれど、個人的な日記、いえ時記については、後処理の時間が勿体無い、とばかりに、紙はやめてしまっています。

即時メモ取りは、常にPCに向かっているならそのまま打てばよいですけれど、そうとは限りません。ポメラのような製品がもっと次々出てくれば、即時メモ取りを最初からテキストデータで行うことが一般的になるかもしれません。入口からテキストデータの方が後工程が楽だと分かっていても紙のメモを使うのは、フルキーボードさえついていればいいというわけではなく、短期記憶が蒸発する前にメモ取りをできる必要があるからでしょう。紙のメモでも、短期記憶を全て書くのはむつかしいです。約20秒間、5-9項目しか保持できない短期記憶は、会話を漏れ無く書き留めるには厳しいものです。実際使ってみると、ポメラ起動時の2秒でさえも、とてつもなく長く感じるものです。
即時メモは漏れ無く書き留めるだけでなく、取捨選択も必要です。音声録音などは、後工程の取捨選択が大変です。入口からテキストデータにする場合は、後で取捨選択は簡単ですが、漏れ無く書くほうは大変です。慣れて打ちやすいキーボードのノートPCが入力は楽ですけれど、スマートフォンに付いてくるフルキーボードはなかなか慣れなかったり、練習してもミスを減らせなかったり、打鍵スピードに追随してくれなかったり、ちょっとした操作ミスで入力内容を失ってしまったりなど、即時メモに適していると言い難いこともあります。

IS01についてはどうでしょう。発売日に入手し、実際毎日使ってみたところ、それなりに高評価です。
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キーボードの大きさ、基本配列については文句ありません。キータッチの心地良さについても、NetWalkerの教訓を活かして良好です。日本語変換機能については、ATOKほど賢さに感心することはありませんが、妥当な変換でイラッとするようなことはありません。iWnnと聞いてもっとひどいかとおもいましたけれど結構悪くなく、普通に使えます。変換操作性は半角英数が事前モード式な上、モード切替がいちいち入力エリア毎に戻ってしまうのがよくある致命的な欠点ですが、[文字]ワンキーで一発切り替えで済みますし、全角かな漢字モードでも空白は半角で入ってくれるし、最初の一文字を[Shift]を押しながら打鍵すれば、それ以降は半角英字で認識してくれる機能もあるので、ゆるせないと激怒して床に叩きつけずには済んでいます。ここはもっと半角英数を打ちやすくして欲しいですが、それを理由に使用を断念するほどではありません。[文字]キーでカタカナ変換も地味に便利ですが、[文字]キーまたは[検索]キーにはむしろ半角英数強制後変換機能を割り振ってくれたら素晴らしいのにと思わずにいられません。
実は、半角英数事後変換については、他の方法もありますので後述します。


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パンタグラフキーボードは軽いタッチで誤動作なく、気持よく入力できます。カチカチ音やパキパキ音はせず、静かな場所でも上品な操作が可能です。
両手に持って親指タイプはかなり快適な部類で、爪がかかって上の段のキーを押してしまわないように気をつければ、ずいぶん良い感じで打てます。922SHのようにキーとキーの間を開けてくれれば、親指タイプでミスが減らせるのにと思いますが、机に置いて打つ場合はキートップの面積の広いパンタグラフキーボードの方が打ちやすいのでしょう。NetWalker PC-Z1もそうですが、両方のタイプ方法でそれなりに打てるようにしたものだと思われます。NetWalker PC-Z1のキーボードが間違っていたのは確かですが、パンタグラフキーボードにするよりSL-C Zaurusのキーボードの方がぼくは好きです。
机において10本指で打つと結構ミスがでますが、左右の親指人差し指中指、せいぜい薬指くらいまで使う変則タイプだと、それなりに打てます。
パンタグラフキーボードにするなら、Psion Series 5のキーボードの方が良かったと言えなくもないですが、Psion Series 5はIS01より奥行きもあり、横幅は2cm強長いです。IS01の軽さ薄さからすると、350g強のPsion Series 5は重く厚く大きく、そして親指タイプはしづらく、ハードウェアは壊れやすかったです。IS01のバランスや信頼性は、だから、ぼくは支持したいです。
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筐体については、表面のシボ加工が素晴らしいです。革の表紙の手帳が丸く馴染んだような触感と形状は素晴らしく、滑って落としたり、指紋がベタベタ外装について汚らしくなることはありません。ここは結構気に入っているところです。
プレスリリースの〈デザインコンセプト〉深澤直人氏によるコメントでは、
「この新しいスマートフォンは画面とキーボードが収まった小さなコンピューターのようなかたちをしている。コンピューターがノートブックやネットブックと呼ばれるとすれば、これは手帳のようなイメージである。革の手帳は持ち歩きながら縁が内側に丸まり、バッグやポケットのかたちに馴染んでいく。このスマートフォンも閉じた皮の手帳のようなかたちをしている。表面の皮シボのテクスチャーが手に心地いい。財布や手帳に加えて手放せない必需品になる。」
となっていて、その通りに実現された製品になっています。実際使っていて頷ける内容で、評価して良い部分だと感じます。
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筐体は閉じた状態ではのっぺりとしていて、ボタンやストラップホールがありません。Nokia機で採用され、iPhoneでも、Android携帯電話でも真似された、筐体サイドのボリューム上下ボタンがIS01にはありません。これは残念な点です。Nokia機では、端末サイドのボタン操作でいつでもボリュームの上下ができるようになっていて、音声電話としての使いやすさの一助となっており、これをiPhoneも真似ています。Androidではちょっと違っていて、アプリによってこのボタンを上下スクロール機能に割り振ってボリューム調整以外の機能として使えてしまうようになっています。音声電話機としては操作の一貫性が後退していますけれど、上下スクロールに使うとビューアとしては大変使いやすいものです。ハードウェアボリュームボタンを画面ページスクロールに使えるAndroidアプリの場合、表示画面にかぶさったタッチスクリーンを指でフリックするというビューアとしては鬱陶しい操作を省けるので、ぼくは気に入って使っている機能です。
またIS01にはストラップホールがありません。ぼくはストラップを付けない派ですが、ストラップホールが欲しい場合はNTTドコモのSH-10Bの方がよいかもしれません。
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裏面は電池フタやゴム足があります。予備の電池パックはau Online SHopで税込2100円で安価に販売しています。XPERIAに比べると電池の保ちは良いですけれど、ガンガン使えば電池切れの危険がありますから、予備電池は常に持ち歩いています。実際は、USB充電で事足りています。XPERIA用「充電専用」microUSBケーブルを購入すれば、eneloopスティックブースター等々から充電可能です。通信充電両用ケーブルの場合、切替スイッチ付でないとPCのUSBからしか充電できません。通信用ケーブルは通常必要ないと思います。PCとつないで同期しながら運用するようなものではありませんから。

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液晶画面は美しく、フォントは素晴らしく見やすく、レンダリングも文句ありません。惚れ惚れします。最初からモリサワ 新ゴ R、LC明朝、SHクリスタルタッチ、Droid Sans、Droid Serif、DroidSans Monoが入っていて、設定で選べます。デフォルト設定のモリサワ 新ゴ Rが特に素晴らしいです。Andorid端末はフォントを変更するのにセキュリティーホールをついてrootを取る必要があったりするのが欠点だと思っていましたけれど、最初からこれだけ選べたら充分ではないかと思います。表示フォントを好みで選べるAndroid端末が出たのは嬉しいことです。
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個人的には、LC明朝より、リュウミンやヒラギノ明朝や出島明朝の方が好きです。IS01の場合、こんな場合でも、root奪取せずとも好みのフォントを入れてカスタマイズすることが可能になっています。ただし、手順は若干面倒で、Windows PCが必要です。

1.シャープサポートページにあるIS01用USBドライバのインストール。
2.シャープ開発者サイトでドライバページからADB/Fastboot USBドライバ(ADB/Fastboot)usb_driver_JNDK01_r1.1zipをダウンロード。
3.IS01の設定 > アプリケーション > 開発 >USBデバッグをチェック。
4.USBケーブル接続し\usb_driver_JNDK01_r1.1\usb_driver_JNDK01をインストール。
5.Android SDKサイトでandroid-sdk_r06-windows.zipをダウンロード、解凍。
6.解凍したSDKのandroid-sdk-windows\toolsでコマンドプロンプトから> adb push 好みのフォントファイル.ttf /data/fonts/customfont.ttf

という方法でフォントファイルをインストールして、IS01の電源を一度切って起動しなおせば、そのフォントも選べるようになります。
ただし、customfont.ttfを標準にしていると、ケータイアップデートが失敗します。他のフォントを選択して一度再起動すればケータイアップデートも正常に実行できます。

なお読書用のアプリでは、こういった手順を踏んで本体にフォントファイルをインストールしなくても、自分の好きなフォントを単にSDに入れて読書時のフォントを変更できるものが複数あります。例えば「縦書きビューワ」などです。(ヒラギノ明朝での表示例)
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IS01の操作性は良いです。キビキビと動きますし、不当に固まったり遅くなったりするようなことはありません。アプリを複数起動したままにしてシステム全体が不安定になることもありませんし、日常運用上タスク管理ソフトが必須というようなこともありません。しごく普通に使え、安定した品質の製品と言えます。
標準のブラウザは普通に使いやすいです。写真などのローカルファイルをWebでアップロードするための機能がないので、その機能を持ったOpera miniを一応インストールしてあります。
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IS01のhomeはAndroid標準のhomeとは異なり、auとOcean Observationによるものだそうです。標準に慣れていると凝り過ぎの感はありますけれど、カスタマイズすれば普通に使いやすいです。なくてよいものですが、あっても構わない程度のものです。あっては困るものはデフォルトで右画面に設定されていた「au one ニュース」や「au one 天気」というウィジェットで、頻繁に「メモリが足りないためウィジェットを起動できませんでした」という表示を出します。Androidマーケットからインストールした定番アプリのウィジェットではそんな現象は出ませんし、アプリを一つも立ち上げていなくてもau oneウィジェットはメモリ不足エラーと出ますから、極めて低い品質のソフトなのだと思われます。購入したら即座にau oneなんたらウィジェットは長押しして画面下のゴミ箱に放りこむのが正解のようです。不具合の原因はau独自homeなのかau oneウィジェットなのか知りませんが、IS01の他の部分の品質と比較すると、au oneなんたらは避けて通るのが賢いのだろうと思うことにしています。
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IS01で使い込むほどに素晴らしいと感心したのは、クイック起動機能です。検索キーとアルファベット・数字キーの同時押しで、設定したアプリを起動できます。home画面でできるだけではなく、既に他のアプリが動作している最中でもクイック起動キーは有効です。従来Androidでは、homeボタン長押しタスクスイッチが標準機能でしたけれど、IS01で常用アプリが定まってきて、クイック起動のキーを設定し覚えていれば、実にサクサク使えるようになります。もちろん複数アプリを次々立ち上げていっても端末全体が不安定になったり、異常に遅くなったりしません。ある程度のスペックのAndroid端末では当たり前のことですけれど、昔のWindows Mobile端末や、最初期のAndroid端末と比較して複数アプリを次々使っても快適な操作感が損なわれないのはとても良いことです。妙な制限のないマルチタスク環境での快適なクイック起動は、フルキーボード内蔵の良さを最大限に引き出していると感じます。
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即時メモについても、このクイック起動機能で、[検索]キー+[M]キーでメモアプリが起動するようにしています。現在は、OI Notepadを割り当てています。これはメニューから現在日時を一発で入れられる機能を付加できるからというのが理由です。
OI Notepadは実のところ、単体ではテキストエディタとも言えないシンプルなメモアプリで、シフトJISファイルのロード・セーブすらできません。アプリ単体で機能評価して、Androidアプリはまだまだ使い物にならないと言ってしまうのは簡単ですけれど、OI Insert Dateをインストールすれば現在日時を一発で入れられるようになりますし、OI SafeやOI Voice Notesなどでさらに機能追加ができます。Android特有のインテントを活用したアプリになっています。どれもAndroidマーケットからインストールできるオープンソースソフトです。
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OI NotepadからシフトJISテキストファイルのセーブもできないのにどうするかというと、メモ一覧から該当メモを長押しして表示されるメニューからSendを選びます。そうすると、インストールしているメールソフトの一覧が出ますので、たとえばK-9 Mailを選んでメール送信するわけです。これもインテントを利用した仕組みで、暗黙的インテントを受け取って起動できるようにSENDに対応しているとか、mimeTypeは何に対応しているとかアプリ毎に設定されています。単にマルチタスクで同時にアプリがメモリ上にロードできたり、常駐して動作するだけでなく、アプリ間の連携がゆるやかにできる仕組みが整えられています。OI NotepadはK-9 Mailというアプリのことは全く知らなくても良く、テキストを送信するアクティビティを起動すれば、Androidの方でインストール済アプリから該当するものの一覧を表示してくれるし、ユーザーは一覧から選んだり、その際チェックボックスで常にどのアプリが受け取れると指定したりできるようになっています。
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Androidアプリはだから多機能なものを高く評価してこれしかないというだけでなく、インテント対応したシンプルなアプリを複数連携させていいとこ取りして使いこなしていく楽しみもあります。
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メモを素早く取って、それをメールで送って、ぼくの場合は、メールサーバーから自動で自作のPerlスクリプトに渡し、従来HP100LXで作成していた時記の形式でサーバー上で保存するようにしています。修正も可能で、同じ日時の項目で後から送ったメールでアップデートするように書いています。
ここからDropboxの同期フォルダとも連携するし、Webでダウンロードできるようにもするし、タイマーで定期的に自作Perlスクリプトで変換の後、はてダラで、はてなダイアリーへの自動アップもされるようにしています。

OI Notepadや、その他のメモアプリは、たいていSDカードへのテキスト形式でのエクスポート機能があります。UTF-8で書き込まれるのが標準的ですが、一部のアプリはシフトJISも扱えます。IS01標準のメモアプリも両方に対応しています。

日時を記録して即時メモを取るだけなら、Time MemoPadというアプリも良いかもしれません。OI Notepadでは現在日時を入力するために、わざわざ[MENU]ボタンを押して選ぶという手間が必要ですが、Time MemoPadはいきなり本文を書き始められ、日時は自動で記録されています。即時メモには理想的なタイプのアプリです。シフトJISではありませんがCSV形式でファイル出力もできます。ぼくの使い方は即時メモなので、こちらの方が合っているのですが、インテントを活用するのが楽しいため、また、後で述べる理由により、OI Notepadを現在メインで常用しています。
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日本語テキストエディタとしてはTxtPadLiteもなかなか使いやすい機能を実装しています。他にメモ帳(Aono Soft)はシンプルな日本語エンコード対応ソフトです。
SL-Zaurus定番GUIテキストエディタZEditorでおなじみのSatoshiさんによるgEditorが将来有望ではないかと思っています。最初からいわゆる普通の日本語テキストエディタとして週末の空いた時間に開発されているフリーソフトです。SL-ZaurusユーザーならSatoshiさんのZEditorには定番GUIテキストエディタとしてお世話になったことがある人も多いのではないでしょうか。
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シフトJISにこだわらなければ、Note Everythingが非常に多機能なメモソフトです。
すっかり忘れていましたけれど、標準のメモもすぐれものです。インテントで送られたUTF-8など様々なエンコードを自動認識して取り込め、シフトJISテキストファイルとして書き出しもできます。ALT+Cでコピー、ALT+Vで貼りつけという独自のショートカットも実装しています。ぼくの用途には合わないですけれど、有用なツールです。

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テキストビューアについては、有償のMHE Novel Viewerというアプリと、無償のpText日本語版を使い分けています。Androidマーケットでは、有償アプリの購入ダウンロードから24時間以内なら返品可能です。MHE Novel Viewerはわずか500円なので、まずは試しに買ってみるのが良いかと思っています。小説を読む用途にも使えると思いますけれど、ぼくは主にテキストファイルのビューアとして利用しています。青空文庫などのテキストファイルの小説を読むのには、縦書きビューワの方を利用しています。
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ファイラーからインテント利用でテキストファイルを開く場合、色々な選択肢が選べるのがありがたいです。UTF-8の場合はDropboxのDB Text Editorを利用します。いちいちテキスト閲覧用のソフトを一覧から選びたくない場合は、MHE Novel Viewerを起動してMHE Novel Viewer内蔵のファイラーから選ぶようにしています。
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テキスト編集用のアプリも、テキスト閲覧用のアプリも、これからまだまだ多彩になっていくのでしょうけれど、現状でも、それなりに使いこなせるのが楽しいところです。

さて、IS01の日本語テキスト入力時の半角英数変換について再び取り上げます。取扱説明書にある通り、半角英数の入力には、[文字]キーを事前に押してモード切替が必要になります。PCで日本語入力中に半角英数を入力する際、事前にモードを変えずにそのまま打っておいて後からCTRL+P→CTRL+OやF9→F8で半角英数に変換できることに慣れていると、事前にモード切替など耐えられるものではありません。ましてや即時メモの最中にそんなことやってられません。

IS01プリインストールのIMEではそうでも、他のIMEではどうでしょう。SimejiやOpenWnn plusはハードウェアキーボードからの入力にも対応しています。事前モード切替は[文字]キーでなくSHIFT+SPACEです。SimejiもOpenWnn plusも、日本語入力中にモード切替せずそのまま英数を打ってしまっても、変換候補に半角英数が必ず表示されるのです。簡単なことで、これを選べば済みます。こういった他のIMEを使うのもひとつの方法です。とはいえ、プリインストールのiWnn IME - SH editionにも良いところが色々あります。それは内蔵変換辞書の豊富さや、、SH!SH!SH!で提供されている多数の無料ダウンロード辞書対応や、[文字]キー対応や、変換候補をキーボードで選択できる機能です。
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実は、プリインストールのiWnn IME - SH editionでも、日本語入力中にモード切替せずにそのまま英数を打ってしまって、変換候補に通常は出てこない半角英数を表示させる方法があります。それはデフォルトではオフになっている予測変換機能にチェックを入れることです。
これで、大きな欠点に思われた日本語入力中の半角英数後変換がいつでも簡単にできるようになります。
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便利な予測変換機能ですが、問題がないわけではありません。それはやはり変換候補がうじゃうじゃ出てきて画面が占有されて鬱陶しいという点でしょう。
気にしなければ良いかというと、アプリによってはそうも言っていられません。例えば、即時メモ取りに最適な機能を持っているTime MemoPadというアプリですけれど、メモ入力部分が画面の一番上ではないため、変換候補が表示されると入力中の文章が隠れてしまうのです。これではとても使いにくいです。
他のアプリの場合も、画面下半分に入力エリアがあると、同様の問題があります。もっとも、ぼくはChangeLog式にテキストファイルの一番上に新規項目を追加する運用で即時メモを取っているので、たいていのアプリでは問題になりません。そもそも、縦長画面だったらTime MemoPadでも問題はなかったのです。
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実はこれは、横長画面のIS01が使いにくいと感じる問題点の代表でもあります。Android端末は縦長画面を標準で使う製品が多くリリースされており、画面に表示されるメニューなども、横長画面への配慮が貧しいのです。インテントで複数アプリの一覧から選ぶときや、ファイラーで一覧から選ぶとき、異常に太く感じるメニューをフリックして延々スクロールさせなければならないのは大変面倒に感じます。高解像度の液晶だからといって、細くなっているわけではないのは、縦長の画面タッチで操作することばかり想定しているためのように感じます。
また、アプリによっては横長画面をまったく想定しておらず、IS01で起動すると本体を90度傾けて縦持ちにしないと使えないこともめずらしくありません。IS01の発売後、すぐに横画面に対応してくれたアプリもあれば、そうでないアプリもあります。

横長画面固定がデフォルトのIS01には、Android1.6の標準のUIも、様々なアプリも、合わない部分があるように感じます。使えないわけではありませんけれど、IS01の完成度からすると気になる点です。アプリについては、やがてこなれてくるのかもしれません。

主にメモ取り用途について見てきましたけれど、その他にHP100LXに依存している機能として、辞書やスケジューラや電卓があります。
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IS01では、EB/EPWING形式の辞書とウィキペディアを検索できるDroidWingがあります。IS01本体のおまけ辞書は使わず、ぼくはもっぱらこちらです。
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スケジュールは、IS01標準のものも月間表示で項目内容が表示されます。ジョルテやSK Calendar Viewerでも同様の機能があります。ぼくはジョルテの表示が気に入って使っています。
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電卓はRPN電卓が色々あります。電卓はソフトでなく専用品を買ったほうが良いと思いますけれど。
これらの機能は、HP100/200LXから乗り換えるのに心配はいりません。

スマートフォンというと、キャリアへの支払い金額が気になるかもしれません。

IS01は現在au新規契約で2年間基本料相当額を割り引くキャンペーンを行っています。IS01を購入しauと契約しても、2-3ヶ月で使わなくなったとしても、ユニバーサルサービス料8円を毎月払って2年経ったら解約すれば、懐は痛みません。もちろんauで通信してガンガン使い倒してパケット定額料を毎月払っても良いでしょう。本体価格もMNP新規なら相当安くなります。ぼくは特に値引き交渉はせずに自宅最寄りのショップでMNP新規購入しましたが、約1万円でした。定価でも35000円程度なので、本来の価格からするとひどく安いです。

あとは、NTTドコモのSH-10BにするかauのIS01にするかくらいでしょうか。ストラップホールが欲しければNTTドコモ、安くあげたいならau、通信速度重視ならNTTドコモでしょうか。
なお、IS01はauのすべての周波数に対応しているわけではありません。そういう意味では、圏内でも通信ができないということがあります。エリアならNTTドコモのSH-10Bの方が有利でしょう。筐体色の好みで決めるのも良いでしょう。


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コメント

Every body admits that life is very expensive, however different people need cash for different things and not every person gets enough cash. So to receive fast personal loans or just consolidation loans will be good way out.

投稿: HollyANTHONY20 | 2010/07/17 07:30

この記事読んでIS01買っちゃいました。
しかし、IS01のキーボードですが、どうしても隣のキーに触れてしまい思うように入力できません。
HP200LXみたいに隣のキーとの間隔が広くなればと思い、1mm厚の透明ビニール片をテープのりでつけたところ、意外と良好でした。お勧めです。

投稿: ohishi | 2010/08/09 00:07

クラムシェルフじゃなくてクラムシェルね。

投稿: 通りすがり | 2011/12/28 16:19

クラムシェル・フル・キーボードが、クラムシェルフ・ル・キーボードに見えちゃった。

投稿: 通りすがり | 2011/12/29 10:23

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