Nokia N82は出張先で購入しましたけれど、すぐにUSIMを入れて使い出しました。電話帳等の移行をショップに頼んだりはしませんでした。何もしなくて良いからできるだけ早く引き渡して欲しいと伝たほどです。
電話帳は、ExchangeサーバーとOver the Airでシンクロしています。以前は、有料のサービスを契約していましたけれど、現在は無料のmail2webのサービスを利用しています。
Windows MobileならActiveSyncの設定を、Nokia機ならMail for Exchangeをインストールして設定をすれば、買ったばかりの携帯電話でも、いつもの電話帳が元通りです。
Exchangeサーバーなので、電話帳だけでなく、スケジュールや、プッシュメールも可能です。
ぼくはスケジュールはGoogle CalendarとGooSyncやOggSyncでOver the Airでシンクロできていますし、docomoでなくSoftBankならMMSが使えます。そういうわけで、電話帳バックアップ用途が中心になっています。docomoで使う場合は、プッシュメールとして使えます。バッテリー保ちに不安のあるWindowsMobileデバイスだと電力消費が気になりますけれど、たとえばNokia E71などでは全く問題になりません。iモードなど対応しなくてよいのでdocomoからE71が出て欲しかったものです。もう終わったことですね。
さて、mail2webの設定です。
まずは、mail2web.comに行って登録します。

mail2webは、元々Web画面からメールサーバーにpop3でつないで見るようなサービスをしていました。現在でも、トップページはそちらのサービスになっているかと思います。今回は、mail2web.comの様々なサービスの中で、「MAIL2WEB LIVE」を利用します。まず、一番上のタブのFREE SERVICEをクリックします。

画面が切り替わったら、一つ下の行のMAIL2WEB LIVEをクリックします。

mail2web Free Exchangeの画面で、「SIGN UP NOW」をクリックして登録を始めます。

mail2web Free Exchangeに無事登録できたら、Exchangeサーバーとのシンクロだけでなく、Microsoft Outlook Web Accessが使えるようになります。Web上で、Outlookのような画面でメールや予定表や連絡先を編集したりすることも可能です。

さて、今回は、Nokia機のMail for Exchangeに手動で設定する手順を以下に説明しておきます。
ovi.comのようにSMSで自動設定を端末に送るようなものも便利ですけれど、今回のように出先で歩きながらや電車の中でNokia携帯電話ひとつでシンクロの設定をするのに、全部自分で手動でできれば確実です。
設定値を確認しておきます。
mail2web.comのPICK UP YOUR EMAILのタブでMAIL2WEB LIVEで、右側のControl Panel欄のGo to Control Panelのリンクをクリックします。登録したユーザー名とパスワードでLog Inします。

Control Panelに入ったら、Business Servicesのタブをクリックします。
ACTIVE FREE SERVICEの一覧から、mail2web LIVEのリンクをクリックします。

スクロールして、下のほうにある、「View ActiveSync Settings」をクリックします。

この画面で、手動設定するための内容が表示されています。

Nokia機のMail for Exchangeに設定する場合は、
ActiveSync Settings for Windows Mobile 2003 or 5.0
の表を見ます。
さあ、設定です。
まず、Mail for Exchangeをインストールしておきます。Nokia端末のメニュー画面のダウンロードのカタログリストにたいていのっているかと思いますし、Nokia Business Software Downloadのサイトからダウンロードしてもよいでしょう。

インストールすると、トップメニューにMfEのフォルダーができます。

フォルダの中の、Mail for Exchangeを設定します。

Mail for Exchangeでプロファイルを追加編集します。

Exchangeサーバ欄には、mail2webのServer nameを入力します。

ユーザー名、パスワード、ドメインの三項目を、mail2webのUser name、登録したパスワード、Domainの内容を入力します。
基本的な項目はこれで設定しました。あとは同期の内容です。

どのデータを同期するか選択できます。

同期の間隔を設定できます。

さて、それぞれデータを同期する項目については、初期同期の設定をしなくてはなりません。これを設定しないと、アカウントの設定も保存されません。

基本的に、「電話機データ削除」してから初期同期を選びますが、mail2web LIVEのサービスを初めて使うときだけは、サーバー側にデータがないので、「電話機データ保持」を選びます。
一度でも同期してサーバー側にデータがあるなら、「電話機データ削除」を選ばないと、すべてのデータが二重になってしまいます。

メールの同期を使う場合は、メールアドレスなどの設定もします。

メールを使う場合は、送信タイミングが直ちに送信になっていることを確認しておきます。

必要項目の設定がすべて終わったら、元に戻って保存、同期します。

同期しています。

無事同期が終了しました。
慣れると、便利です。
Android T-Mbile G1では、Gmailアカウントでアクティベートすれば自動的にシンクロしてくれるので、もっと設定が簡単ですが、Nokia機のExchangeサーバーとの同期も、PC要らずで必要な同期がOver the Airでできてしまうので設定さえできるようになれば楽です。
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