切れの良いメモアプリMHODIA - E61
Nokia S60 3rdのPython上で動くメモアプリとして、絵巻も素晴らしいけれど、MHODIAも非常に使い勝手の良いソフトです。
作者のラスト肥後もっこすさんはネットでは原則mixi内でのみ活動しているそうです。
mixiに登録しているなら、ラスト肥後もっこすさんの日記へ、mixiユーザー以外なら、モバイル営業マンさんのblogにmixi会員でなくてもダウンロードできるリンクがあります。
Pythonをインストールしてあれば、SISファイル一発でインストール完了です。
インストールでアイコンが作られます。普通に待ち受け画面などにアイコンを登録すれば起動が簡単です。
「i」ワンキーで新規メモを書き始められます。このショートカットは素晴らしいです。日付と時間が自動記録されているのも大変好みです。
E61標準のメモも良いのですけれど、日付や時間を手入力しているとおかしなコードの見えない字を入力してしまい、気づかずにそれ以降の文章を失ったりすることがあります。これが原因でE61を使わなくなってしまっていました。
MHODIAは起動すればサクサク動きます。現在のバージョンの基本は一行メモです。入力はダイアログで行います。改行の挿入はShift+Enterで可能です。
メモの閲覧は通常の画面でできますし、一覧の表示も可能です。日誌のようなメモには最適です。
ChangeLog形式の考え方が基本にあるため、とても見通しが良く、データはUTF-8テキストファイルで保存されています。個々のメモが一つずつのテキストファイルになっているのはEBt同様です。
色々な面で、素晴らしいメモアプリです。
気になる点としては、まず現在のバージョンは長文に対応していません。80文字程度までしか入力ができません。ただし、これは作者のラスト肥後もっこすさんが、近いうちに対応したいと表明されています。
データはE61ならminiSDのルートに掘られたtmpディレクトリにUTF-8形式のテキストで保存されます。このデフォルトのディレクトリ名にぼくは馴染みません。自分が手入力して他に存在しない大事なメモデータが、つい消してしまいそうな名前のディレクトリの下にあるなんて、耐えられません。まあこまめに他のディレクトリか他のマシンにバックアップしてやればいいのかもしれませんけれど。
MHODIAはセルフ開発されたようです。E61上で動作する『PyED』というエディタをカスタマイズしたものを用い、片道2.5時間の通勤時間を利用し左手の親指一本で開発したと伝えられている、とのことです。すごい。
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コメント
初めまして、MHODIAの作者です。
ご紹介ありがとうございます、とても嬉しく拝見させて頂きました。
最新版では、長文の編集機能を実装しましたので、よろしければ是非お試し下さい。
http://last-higo.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/e6145mhodiatodo_5298.html
mixiでの活動は昨日を持ってやめましたので、今後はこのブログでMHODIAを公開していきます。
ディレクトリ名も近々対応しますね。
(今のところ極力設定ファイルを持たせたく無いので、e:/mhodiaに決め打ちにしようかと考えています)
ではでは。
投稿: もっこす | 2007/10/29 22:38