XTEINK X4とXTEINK X3は超軽量コンパクトでテキストベースのePubをいつでもどこでも読むのに最適なeInkデバイス、電子ペーパー端末です。

テキスト主体のePubを読むeInk端末色々あれど、今一番おすすめです!

XTEINK X4を持った印象としては、あ、これ懐かしのバイオ インフォキャリー(VNW-V10)だね!というものです。
シンプルにテキストを読むのが目的の、超小型超軽量デバイスです。バックライトもなければタッチパネルもありません。内蔵ストレージはmicroSD一枚です。WiFi機能等もちろんありますけれど、microSDリーダー経由でPCからePubをフォルダ分けしてコピーすればそれで充分かと思います。数十冊も入れれば何日か読書を楽しめます。
へ?そんなにDRMレスのePubなんて持ってないよという方は、
novel_downloader
を使えばそれこそ百でも二百でもすぐにePubファイルを揃えられます。めっちゃ楽しいですよ。
microSDに、テキスト主体のePubファイルはまあいくらでもたくさん入ります。
そうです、例えばフェリーで二日間圏外を航行しても、XTEINK X4かXTEINK X3があれば暇することなどありません。読書三昧できます。
Webニュースで見たようなスマホの裏に磁石でくっつく、という使い方はまったくしていません。単体でもって使っています。
なにしろ冗談みたいにフラットで軽いです。

実測値で、XTEINK X4はmicroSD込みで76gです。

XREINK X3になると、なんと実測値57gです。
薄型軽量、ちょっと鞄やポケットに忍ばせておけるし、電車の中などで片手でもって読書していても全く重くありません。
隙間時間にぱっと取り出して読書もできます。日中屋外でもますます見やすい画面で読書できます。バックライトもフロントライトもないので、照明を消した夜間では、全く何も見えなくなります。
視認性は驚くほど高く、紙より見やすいよねこれ、という感じです。最近のkindleとか、BIGMEとかのカラーeInk端末って、とっても見にくかったんだなと実感することしきりです。XTEINK X4とXTEINK X3は電子ペーパーでも非常にキレのある表示で、表示品質に不満はありません。
値段もびっくりするほど安いです。
公式から買うのが高いけど簡単ですが、AliExpress でも様々なセラーから販売されていて、まあ安いです。
自分が買ったストア(Photography Supply Store やAurora 3C Store) ではもう扱っていませんが、比較的安めで納期が短くて販売実績豊富なところから買えばいいのではないでしょうか。まあ何事も経験です。日本のamazonでも時折みかけますが、XTEINK X4本体ではなくケースやカバーフィルム(タッチパネルじゃないから不要ですね)が多いようです。アリエクみたいなモール使いたくない方は公式からでいいと思います。
ちなみに自分はAliExpressと公式両方から買ってみましたが、ハードは同じものが届きました。AliExpressの方は中国語ファームで、公式は英語グローバルファームですが、どちらもサードパーティファーム書き換え可能なハードでした。アリエク経験のある方はアリエクでいいんじゃないでしょうか。AliExpressに登録もしていないような方は公式から買ってください。公式でも十分安いし、届くのは公式だと割と早いです。
さて、いいことばっかり書いていないで、ここからは弱点についても触れていきます。
まず、ePubを表示できるのは本当ですけれど、画像の表示は遅いし、自動全画面表示ではないし自在にズームできるわけでもないので、固定レイアイトePubは実用には程遠いです。つまりまんがや雑誌や自炊(紙本を裁断、スキャンしてPDFにしてePub変換)ePubは開けるけどあまり使い物にはなりません。いや、小さいだけで視力が良ければ使えないほどでもないかもしれませんけれど、自分にはちょっと無理でした。


ズームできないし、いやズームできたとしてもタッチパネルではないので操作がきびしいでしょう。
表示までわずかに待たされるのもまんがを読むにはつらいです。
なので、ePubが表示できるといっても、画像でなく、テキスト中心のものが合っています。
ただ、縦書き非対応ですし、ルビ(読みがな)も非対応です。
そもそも、テキストの大きさはフォント依存です。固定サイズのフォントで描画しています。インフォキャリーを思い出したのはこのあたりです。
でも、フォントは好きに入れられるので、好みの大きさの固定サイズフォントファイルを作って入れれば切り替えて閲覧できます。そういう意味では問題ありません。

フォントファイルは、ツールで手持ちのフォントから変換することで生成可能です。
ツールは、中国版Githubこと giteeに公開 されています。Giteeはログイン(アカウントを作るか、GoogleまたはGithubのアカウントでログイン)して、Githubと同様に右側ペインの最新リリースをクリックして、バイナリをダウンロードできます。
今なら v1.3.0.0 です。 XTEink字体转换工具_v1.3.0.0.exe が最新バイナリということになります。
Windows上で好みのフォントをXTEINKデバイスに入れる形式に変換します。
このときに、90度回転したフォントデータを作ってやると、XTEINK X4やXTEINK X3で日本語(なんちゃって)縦書き表示もできるようになるわけです。
画面を90度回転表示に設定してやれば、普通に縦書きePubを表示しているかのようです。

見ての通り、ルビ(読みがな)は対応していませんし、縦中横も対応していません。「なんちゃって」というのはそのためです。ただ、普通に使う分にはさほど違和感なく縦書きePubであるかのように読むことができます。
色々なeInkデバイス(電子ペーパー端末)でePubを開いたとき、縦書きにならない場合、フォントをいじることで疑似的に縦書き表示であるかのようにして閲覧することができるのです。今回とりあげているXTEINK X4で、どうやって縦書き表示で閲覧しているかを紹介します。
せっかく自作のフォントをコンバートして作ったので、XTEINK X4/X3用のフォントデータを置いておきます。自由に無料でダウンロードしてお使いいただけます。
ayatifonts_xteink_20260616.zip
解凍して出てきたfontsフォルダだけをXTEINK X4/X3のmicroSDにコピーすれば、使えます。
ePub閲覧中に決定ボタンを押してメニューを出し、書体変更(外部)でフォントファイルを選択してください。実際表示して大きさなどで使えそうなものを使えばよいと思います。
X4でもX3でもフォントデータは共通です。
X4とX3の違いは、大きさで、画面の大きさが違います。筐体両脇の物理ボタンの配置や内容も少し異なります。前面のシーソーボタンは同一です。
X4とX3の違いでどうしても触れておきたい点があります。それは充電端子です。X4はUSB type-Cです。きわめて一般的で便利です。

ところが、X3はUSB type-Cではなくポゴピンです。ばね式の接点と、両脇に磁石があって固定する方式です。
ポゴピンはよくできていて、統一規格があるわけではないのですが、色々な機器で使われています。ただピン数や列配置やピン間隔は様々です。パーツメーカー数社それぞれですが、X3はその中でも比較的シンプルな1列4Pのポゴピンでピン間隔は一般的なようです。
そういうわけで、それっぽい充電用のアダプタを探してみました。

ボイスレコーダー 用 変換マイクロ 小型充電アダプター
というのを試しに買ってみました。

充電できました。
ちなみに、
For PLAUD NOTE AI/Plaud Note Pro 専用充電ケーブル アダプター type-c端子 4ピン 7.62mmの距離 磁気充電 急速充 電 ボイスレコーダー 用 小型充 電アダプター 持ち運びやすい 旅行用 スマートウォッチ用
も注文したのですけれど、届くのに一月ほどかかっていてまだ届いていません。
2026/06/26追記:無事届きました。試すと、同様に充電ランプが点灯しました。
こうして充電問題も小さなアダプタを旅行用充電グッズポーチに放り込んでおくことで安心できるようになりました。
電池は保つので、そこまで心配する必要はないのかもしれませんけれど、たとえばフェリーに二日乗船してずっと圏外のときに読書し続けられる安心感のためには、本体付属品のケーブルを持ち運ぶか、追加のアダプタがあると安心ではあります。
逆に言うと、そこに気を使わなければならない点で、X3はX4に劣っているとも言えます。X4でも十二分に小さく軽いので、新型小型版のちょっと高いX3を買うよりもX4を買う方をおすすめしておきます。
自分は、X4の方が手になじむけれど、X3の小ささはいいなと、どちらも甲乙つけがたいと思っています。ポゴピン問題も解決したので、今度の旅行はX3にしようかなと思っている所です。X4の方が画面が少し大きいので見やすいとも言えます。フォtントをカスタマイズして入れれば大きな問題とも思えないので、まあどちらも良いデバイスです。eInkデバイス(電子ペーパー端末)をたくさん買いましたけれど、テキスト主体のePub小説を読むには自信をもっておすすめできます。
XTEINK X4とXTEINK X3については、海外の情報はそれなりにあるけれど、日本語での動作の情報が限られています。
ここでもうひとつ、サードパーティのオープンソースファームウェア CrossPoint についても取り上げておきます。
結論から言うとCrossPointは日本語未対応で、たとえばファイル一覧の日本語ファイル名を表示できないし、日本語縦書きePubにも対応していないので、海外のユーザーが持ち上げるほどのメリットは感じることができませんでした。

ファイル名のうち、アルファベット部分は表示されます。
対策としては、ファイル名を英数字のみにすべて置き換えてやるという方法はありえます。ちょっとわかりにくそうではありますね。
CrossPoint自体日本語に対応していませんが、ePubの表示に日本語は使うことができます。CrossPoint用のフォントデータは純正ファームウェアとは別の形式になっています。 Font Builder のページで変換ができます。
純正ファーム用フォント変換ツール XTEinkToolkit の方は、フォントを90度回転するチェックボタンがありましたけれど、CrossPoint用フォントツールにはそれがありません。
ということは、事前に無理やり90度横倒しにしたフォントファイルを作成しておき、そのなんちゃって横倒しフォントファイルを変換すればいいわけです。
すごい手間ですけれど、実は他のeInkデバイスでttfを同様の目的で手作業で変換して作ったものがすでにありますので、すぐに試せました。

うん、できました。これでCrossPointも楽しめます。CrossPointの操作画面で日本語対応してないけれど、英語でいいや。
でも、ePubファイル名を英数字のみに変更するのが嫌になって、CrossPointから純正ファームに戻しました。USBでつないでWebサイトで純正ファームを書き込めるので便利なものです。

うむ、純正ファームウェアは日本語をちゃんとサポートしています。やっぱりこっちだな。海外の評価でCrossPointにしなきゃなどと書いてあるのは鵜吞みにしなくてよいと思います。頑張れば使えなくもないけれど、日本語が前提だと、非対応なので、そんなにいいことないです。
ということで、XTEINK X4を今すぐ買いましょう! 楽しいよ!
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